平成7年1月17日午前5時46分、震度7の大地震により神戸から明石、洲本地域を中心に6,434人(3人が不明)が亡くなった阪神・淡路大震災の発生から25年が経過しました。地震による大津波によって甚大な被害となった東日本大震災と異なり、住宅の全壊・半壊・一部損壊が64万棟に上る都市災害は、インフラの損壊を含めた損害額が約9兆6千億円に達したと報道されています。地震や津波、火山の噴火、台風、集中豪雨など、自然の猛威の前には人間社会がいかに脆いものかを見せつけられますが、被害から逃れることは難しいにしても、最小限に抑えるための備えが必要であることを痛感します。土木・建築技術の進化によって脆弱地盤や急峻斜面の地域でさえ住宅団地の開発や高層ビルの建築が可能となっていますが、東京周辺のみならず大都市圏の過度密集こそ「災いの根」ではないでしょうか。ところで、タイで開催されている東京オリンピックの予選となるAFC-U23選手権で日本代表は、初戦のサウジアラビア、2戦目のシリアにともに1-2の敗北、3戦目のカタールにも1-1の引き分けと3試合で1勝もできずに予選敗退となりました。フル代表とユースの監督を兼務する「2兎を追う」体制が虻蜂取らずになることを災害の教訓から学んでほしいものです。
1月13日は「成人の日」。祝日法に「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い、励ます」と定める国民の祝日で、今年は、全国で122万人の新成人が誕生するとのことですが、昨年よりも3万人の減少となり、男性63万人、女性59万人で、女性100人に対する男性の数は105.8だそうです。新成人の皆さんには、参政権など社会人としての権利を付与されると同時に様々な責任を有する大人としての自覚を持って、無限の可能性と希望の芽をしっかりと花咲かせるように、今日を精一杯生きてほしいと思います。さて、日本では民法の改正により、1876年の太政官布告で成人年齢を20歳と定められてから、142年を経過して2022年4月1日から18歳に引き下げられますが、多くの自治体で高校3年生の大学入試や就職試験などとの兼ね合いから、成人式は、成人年齢の引き下げにかかわらず「成人を祝う集い」として20歳の男女を対象とした式典を継続するとしているようです。出雲市では、今年、1875人の新成人が誕生し、1月12日にカミアリーナで行われた成人式に1400人余が参加しました。長岡市長は「多くの皆さんに次代の出雲市を担う役割を果たしてほしい」と式辞を述べ、新成人の代表による決意表明や出雲農林高校太鼓部によるアトラクションなどが行われました。