3月4日、出雲市立平田小学校(板倉宏校長)の創立150周年記念式典が行われました。平田小学校は1872年(明治5年)8月に小学校から大学校までの学校制度を定めた学制の公布から半年後の1873年3月17日に旧松江藩の郡屋敷を活用して第20中学区平田一番小学校として創立し、1890年に御茶屋町校舎、1934年に栄町校舎、1967年に蓮田校舎を建築・移転して現在に至っています。記念式典を主宰した平田小学校創立150周年記念事業実行委員会の大谷厚郎会長は「水運に恵まれ雲州木綿などの集散地として栄えた平田地域は、明治初年に日本の教育制度創設にかかわった雨森精翁や篤志家の石橋孫八らの影響もあって島根県で初めての小学校が設立され、今日まで営々と伝統を紡いできたことは大きな喜びであり誇りだ」と式辞を述べ、卒業生でもある飯塚俊之出雲市長は「100周年式典が小学校2年生だったことを覚えているが、児童、教職員で次の200年に向け、新たな歴史をつくり上げてほしい」と述べました。式典では150年の歩みが映像で紹介され、永年に亘り子供たちの通学路の安全パトロールにあたってきたボランティア団体や『魁』の大書を寄贈した吾郷佳昭さんなどに感謝状が贈られ ました。式典後の記念コンサートでは、平田小学校金管バンド部の演奏や平田小学校合唱部と平田中学校合唱部、混声合唱団クリスタルコールのジョイントコーラスがあり、出席者全員で校歌を合唱しました。
3月3日、第484回島根県議会2月定例会本会議が開催され、島根海区と隠岐海区の漁業調整委員会委員の補欠選任案2件に同意し、知事提出議案の令和5年度島根県一般会計予算など68件と議員提出議案2件および請願5件について常任委員長報告が行われ、採決の結果、いずれの議案も原案の通り可決されました。また、地方 創生・行財政改革調査特別委員会(山根成二委員長)と中山間地域・離島振興特別委員会(園山繁委員長)の調査報告を了承しました。丸山知事は「この4年間、人口減少に歯止めをかけたいとして『島根創生』を掲げて県政運営を行ってきたが、新型コロナ感染症のパンデミックに加えてロシアのウクライナ侵攻と円安による諸物価の高騰が、県民生活と本県経済に大きな影響を生じさせ、成果を得るところには道半ばだが、議員各位や多くの県民の協力に感謝している」と挨拶しました。今期での引退を表明している田中議長は、与謝野晶子の『劫初(こうしょ)より つくり営む 殿堂に われも黄金(こがね)の 釘一つ打つ』との短歌を引用し、「県政に足跡を遺す仕事をやり遂げたいとの思いで20年間の議員生活を送り、議長の職責を担うことができたことに大きな感慨を覚える」と挨拶し、任期最終となる定例県議会が終了しました。
3月12日、島根県議会は中山間地域・離島振興特別委員会(園山繁委員長;以下「委員会」)が開催されました。この日の所管事項調査では、隠岐汽船が所有する「フェリーしらしま」の代船について、令和8年をめどに新船を隠岐広域連合が約50億円をかけて建造、所有し、隠岐汽船に廉価(年間5,000万円程度)でリースする「上下分離方式」で対応する基本方針が報告され、委員間協議では、令和3年5月臨時会で設置されて以降の2年間の調査活動に関わる意見交換を行いました。島根県の人口は、昭和30年の929,066人をピークに減少が続いていますが、島根県過疎地域持続的発展方針や島根県離島振興計画の策定に関する意見聴取、県内における空き家や耕作放棄地、鳥獣被害、生活交通確保など諸課題の状況に関する現地調査、県外における先進事例や秀逸事例の視察などの結果から、過疎化・少子高齢化の進行が顕著な中山間地域・離島においては、地域の担い手が不在となり、生活機能の維持が大きな課題となっている地域が少なくないことから、第5期中山間地域活性化計画を着実に実行するとともに、次期計画の策定にあたっては「小さな拠点づくりの推進」や「DXの推進」「中山間地域を支える産業の振興」「多面的機能の維持・保全・発揮」「新しい人の流れづくり」「離島振興」など、6つの視点から次世代の人材の確保・育成や関係人口の拡大などを重点的に進めるべきとする内容の委員会の調査報告を取りまとめました。