7月9日、出雲市大社町のうらら館で6月11日に89歳で亡くなった青木幹雄先生のお別れの会が行われました。活発な梅雨前線の活動で大雨警報の発令中でしたが、午後1時30分からの式典には、千家尊祐出雲大社宮司や北島建孝出雲国造をはじめ島根、鳥取両県の知事や国会議員など300人が参列しました。初めに、細田重雄自民党島根県連会長が「県議会の当選同期(昭和42年)の青木、浅野、森山、島田、細田の5人で島根県の政治をけん引したという自負があり、中でも、青木先生は決断力と実行力に長け、ふるさと島根のために尽くした傑出した政治家だった」と式辞を述べ、参列者を代表して、細田博之衆議院議長が「小渕首相の急逝の際、国政の停滞なく政権引き継ぎを果たした功績は政治史に残るものであり、引退後、出雲大社の平成の大遷宮にあたる姿に言行一致の青木さんの生き方を見た」、小渕優子衆議院議員が「親代わりの師を失って悲しみが募るが、政治の途の歩みを進める」などと弔辞を述べました。式典の最後に遺族を代表して青木一彦参議院議員が「義理と人情で70年余を政治の世界で全うした父の一生は政治家冥利に尽きるもので、県民の皆様に心から感謝を申し上げる」と謝辞を述べ、茂木敏充自民党幹事長や加藤勝信厚生労働大臣、西村康稔経済産業大臣など、式典の参列者が順次、祭壇に掲げられた遺影に玉串をささげた後、親交のあった政治関係者や地元の住民など約1,500人の一般参列者が玉串拝礼を行ない、青木先生の遺徳を偲びました。

 7月7日の夕刻から降り始めた雨は線状降水帯の出現によって未明から勢いを増し、出雲市から松江市にかけての島根半島地域では時間雨量が20mm~50mmに達する降雨が4時間も続いた地域では河川の氾濫、道路の冠水、家屋の浸水、土砂崩れなどの被害が相次ぎ、7月8日の午前8時に松江市と出雲市の全世帯にレベル4の避難指示が発出されました。2年前の令和3年の7月7日から12日にかけて「空(天上)に穴が開いたようだ」と形容された降雨で、出雲市から雲南市、安来市で記録的な大雨を観測し、甚大な被害が発生しましたが、今回も7日の降り始めから48時間で出雲市の鷺浦地区で301mm、大社地区や万田地区で285mmなどの雨量が観測され、社会福祉法人平田保育会のわにぶち保育所は7月8日の午前8時、光尾谷川の氾濫により床下浸水となり、消防団の皆さんに出動していただき、土のうを積み上げていただきました。また、一畑電車の運休や生活バス路線の全面運休をはじめ国道431号の美談町から矢尾町に至る地域や県道鰐淵寺線の西郷地内、主要地方道大社日御碕線中山地内、主要地方道斐川一畑大社線の塩津地内や猪目地内が通行止めになるなど生活交通に甚大な支障が生ずる事態となっていますが、農地の滞水が長引けば特産のデラウェアやシャインマスカットの収穫に影響が生じる恐れもあります。松江地方気象台は、明後日(7月11日)までは梅雨前線の活動が継続するとしており、先ずは、身の回りの安全確保を第一とする行動を心掛けたいものです。

 

 7月6日、島根県議会6月定例会は本会議が行われ、島根県公安委員会委員と島根県人事委員会委員および島根県収用委員会委員及び予備委員の任命同意など人事案件3件を追加上程して即決し、知事提出議案の「令和5年度島根県一般会計補正予算(第1号)」など17件と請願3件にかかわる常任委員長報告および議員提出議案の「地方財政の充実・強化を求める意見書」と「生涯を通じた国民皆歯科検診の実現を求める意見書」の2件を議了して閉会しました。改選後初めての定例会では、新人議員9人の当選によって議員の平均年齢が56.7歳となったこともあって、LGBTQやSDGs、女性活躍など新たな視点での質疑や丸山知事の2期目となる県政運営の抱負や人口減少に歯止めをかける『島根創生』にかかわる質疑、新型コロナウイルス感染症の法的な位置づけの変更に伴う社会経済活動の回復対策や円安、物価高騰で影響を受けている事業者支援などにかかわる質疑が多かったように感じました。丸山知事は閉会にあたり「人口減少に打ち勝つ『島根創生』の道程は極めて困難な課題だが、粘り強く政策を進めて行く考えである」と述べました。また、今議会から議員の議案に対する賛否を県議会のホームページで公表することとなり、早速、一覧表が掲出されており、本会議終了後には超党派で構成する日韓親善議員連盟の設置が提起され、26人の議員が加入しました。