ヤッタ～！『DUNE/デューン砂の惑星』続編制作へ！2023年日本公開！

※『DUNE/デューン砂の惑星』微々たるネタバレあり

エンディングでポールにチャニが「これからが始まりよ」と言ったように、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が「これは始まりに過ぎません」と語っているように、まさに「始まる」ところで終わった『DUNE/デューン砂の惑星』“Part One”。この度、米ワーナー・ブラザースとレジェンダリーが第２作『DUNE：Part Two』制作が正式決定したことを発表した。米国公開は2023年10月20日、日本公開は2023年を予定している。

フランク・ハーバート原作の『デューン』は全６作の大河小説だから、映画ファンなら映画が１本で終わらないことは分かっていたし、ドゥニ・ヴィルヌーヴも「２部作を構想している」と公言していた。しかし予備知識なく本作を観に行って「え、これってパート１なの!? 最初から教えておいてよ～!!」と戸惑った人も結構いたようだ。

続編制作は米国と中国の興行にかかっていたのだが、ワーナーのCEOは「興行がすべてではない」と発言しており、記録的な大コケをしない限り続編制作は元からスケジュールに“予定”としてあったのだろう。ヴィルヌーヴ監督も企画段階から２部作を提言し、スタジオから“賛同”を得ていたという。米国のオープニング興収は4100万ドルで関係者の予想を超える好スタートとなり、全世界興収では既に2億2400万ドルを稼いでいる。制作費は1億6500万ドル、宣伝費を入れると2億ドルは優に超えているはずなので、現段階の興行だけ見ると“赤字”なのだが、今回はHBO Max同時配信であることも織り込み済みで、２部作で完成する『DUNE/デューン砂の惑星』を中途半端に１本で終わらせたくない監督とスタジオの並々ならぬ情熱もあったはずだ（ただし監督は３部作を構想中）。これが作品的失敗作となると話は別だが批評家からは高く評価されており、ロッテントマトでは84％（観客評価91％）、シネマスコアはA-となっている。

原作１作目の残り後半部分を映画化する『DUNE：Part Two』もドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ、予知夢の場面だけでなく出番がグンと増えるチャニ役のゼンデイヤが続投。１作目は「もっとアクションが見たかった」という声も多かったが、続編はバトルシーンがかなり増えるようで、ポールの心の葛藤に焦点が置かれていたドラマ編のパート１よりもアクション性が高くなりそうだ。

ヴィルヌーヴ監督は既に３作目の構想も練っているという。原作２作目『デューン砂漠の救世主』を映画化して「ポール３部作」を実現したいようだが、「何年もかかる仕事だろうからこの先はどうなるかまだ分からない」とも。とりあえず今はパート２制作決定を喜びたい。

Legendary@Legendary
This is only the beginning... Thank you to those who have experienced @dunemovie so far, and those who are going i… https://t.co/DofBRbZRml
2021年10月27日 03:00

Hans Zimmer@HansZimmer
The world of Dune continues. @DuneMovie: Part Two is moving forward! Thank goodness I have some music left. 😁 https://t.co/zqJwWYGl0Z
2021年10月27日 03:08