ついにランキングから外国映画が消えた! 邦画パワーでコロナと猛暑を吹き飛ばす!? | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁
2020年08月15日(土) 09時43分09秒

ついにランキングから外国映画が消えた! 邦画パワーでコロナと猛暑を吹き飛ばす!?

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久々に興行ランキング。先週のランキングからついに外国映画が消えてしまい、日本の実写映画(ドキュメンタリー映画も含む)とアニメ映画だけで賑わうトップ10となった。
びっくり


首位デビューとなったのは『映画ドラえもん のび太の新恐竜』。『ドラえもん』連載開始50周年、記念すべき映画『ドラえもん』第1作『のび太の恐竜』(1980)から数えて40作目、劇場公開40周年という節目を迎えた本作は、『のび太の恐竜』を思わせる新作でありつつ完全オリジナルの冒険ストーリーが展開する(『のび太の恐竜』ファンでも楽しめる仕掛けあり)。コロナ禍の影響で今年は春公開ではなく夏休み映画となったが、それでも公開4日間で10億円を突破している。万全なコロナ対策がとられているとはいえ、家族揃ってマスクを付けて劇場で映画を観る気にまだなれないという人も少なくなく、出足はここ5年の『映画 ドラえもん』と比べてもスローペース。本当なら8月7日はCGアニメ版第2弾『STAND BY ME ドラえもん 2』(公開延期)が公開されるはずだった。近年の『映画 ドラえもん』はファン満足度が高い秀作もあれば、そうでない作品もあり評価はまちまちだが、今作のYahoo!映画では4.19点と高評価「夏らしい冒険活劇にドラファンとして胸が躍った。延期になったのが結果的に良かったかも」「往年のドラえもん映画を観ているワクワク感」「『のび太の恐竜』後日譚として正解の位置づけ」「子供向けストーリーではないお話がイイ」というホメ意見が多いようだ。子供だけでなく、大人になったかつてのドラファンも一緒になって楽しんでいるようで、口コミで息の長い興行が期待できそう。




2位は3週連続1位だった『今日から俺は!!劇場版』で、まさかの33億円超え。「このご時世だからこそこういう作品が必要」「全く期待してなかったが意外な拾い物だった」「個性的なキャラ全員にちゃんと見せ場があって映画的な盛り上がりもしっかりある」と、Yahoo!映画は3.92点で予想外の好評「唐突な福田ギャグにやっぱりノレない」「テレビだと笑えるけど映画ではキツイ・・・・」といった辛口もあるが。3位も人気ドラマの劇場版最新作『コンフィデンスマンJP プリンセス編』で、既に20億円を突破。先日、地上波放送されていたやつを観ていたらそれなりに面白かった前作に引き続き、主要メンバー&ドラマ版サブキャストに加え、お久しぶりビビアン・スーの元気な姿も拝める今作も4.14点とファン受けはイイ「そう来たか!また騙された」「前作より面白くなっている」「ジェシーは私の中で生き続けている」「難癖はいくらでも付けられるがこれは何も考えないで映画に身を預けたもの勝ち」「ネタバレ厳禁」とシリーズファンを着実に増やし続けているようで、めでたく劇場版第3弾の製作も発表された。



●興行ランキング
1  映画ドラえもん のび太の新恐竜
2  今日から俺は!!劇場版
3  コンフィデンスマンJP プリンセス編
4  ぐらんぶる
5  劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス
6  3年目のデビュー
7  もののけ姫
8  千と千尋の神隠し
9  風の谷のナウシカ
10  EYES ON ME : THE MOVIE




邦画パワーで劇場は賑わいを見せているものの、米国の深刻なコロナ禍でハリウッド新作映画のストックがいよいよ底を突き、洋画ファンの足が遠のいてしまっている。今週末公開の目立った話題作も、人気漫画の実写映画化『思い、思われ、ふり、ふられ』『弱虫ペダル』や、人気アニメ最終章『劇場版 「Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring song』といった邦画しかない。都心の映画館では『Fate~』チケット完売が相次いでいて、今はIMAXやドルビーシネマ上映できるめぼしい新作がないため、IMAXシアターやドルビーシネマシアターにも『Fate』上映回に充てるなど(IMAX及びドルビーシネマ上映ではない)、ちょっとした異常事態になっている。クリストファー・ノーラン監督作品とはいえ10年前の旧作である『インセプション』だと客層が限られてしまい、多くのファンが注目している『Fate』がスクリーンを独占することは劇場ビジネスとして当然の成り行きといえる。来週のランキングで何位に躍り出てくるか。

 

 

外国映画の上映作品が全くないわけではないが、いずれもミニシアターや限定上映のものがほとんどで、全国上映規模の作品では『2分の1の魔法』が来週21日より公開される。9月はローランド・エメリッヒ監督の戦争大作『ミッドウェイ』、シリーズ第3弾『キングスマン:ファースト・エージェント』、そして大注目の『TENET テネット』の公開が控えているので、洋画にも活気が戻りそうだ。米国では配信になってしまった『ムーラン』の日本公開の扱いも気になるところ。