
まだお盆が明けたくらいの感覚でした。しかもまだ水曜日くらいだと思ってたら、もう週末なんですね…

更新一日遅れました。すみません!
では、今回も長いですが、はりきってどうぞ!
ロシア系の隣の生徒3人中2人が遅刻して来たところで、授業開始
先生「今日は…自己紹介をして…『~することが好きです』の復習をします…」
おぉお…先生、声が小さいです…

そしてだいぶぼそぼそ話す感じ…

中国人のDさんが端に座っていたので、そこからナイジェリア人のAさん、Jさん、私、Nさんそしてロシア系の3人の順で始めたのですが、
この先生、発音にすごく厳しくて、
英語とは違うチェコ語の発音にいつも苦戦しているDさんとAさんに何度もやり直しをさせる

担任の先生は、練習時間はとるけどそこまで発音に厳しくなかったので、いきなりのスパルタに戸惑う私たち...
なんとか自己紹介が終わり、復習へ。
内容は、クラスにいる人全員に、~することが好きですか?と質問し、「はい」か「いいえ」のこたえをもらって紙に記入するというもの

質問の仕方を軽くさらって、始まったのですが...
Aさんがまずルールを分かっておらず、最初にペアになった私が説明しなおす羽目に

Aさん...先生チェコ語で話した後英語でも説明してたのに...
聞いてなかったのね!

時間を取られたのであとは超特急で質問して回ってふと気づいたのが、
ロシア系の生徒さんたちはチェコ語で言った後、英語で同じこと言ってきたり(たぶん親切だったのかもしれない)、
はい、いいえだけではなくて理由を説明してくれたのですが、
「Ja pracuju(私は仕事をします) 」というところが
「Ja jsem pracuju(私は仕事をしますです)」
といった具合に基本の文法が間違ってたりと、3人中2人はちょっと気になる話し方をする感じでした。
生徒さんが先生に間違った文法で話しても、なぁなぁに済ませているのとぼそぼそと小声で話す覇気のない先生を見て、
Nさんがクラスに戻ってきた理由がわかった気がしました

私たちの担任の先生は、声も大きくはつらつとしていて、発音に関しては指導が少ないと感じるけど、文法や言い回しの間違いは雑談でもすぐに訂正してくれる。
それに慣れてしまった私は正直その場面を見て、
発音はあんなに厳しくしてたのに、文法は流していいんかい!?
と思ってしまいました

ほんの1時間弱しか教わらなかったので、隣のクラスの先生が実際どんな指導をしているのか、良いか悪いか、何も決めつけることはできないけど、
生徒を引き付ける熱量みたいなものの差はあるな...と感じました

休憩時間は、早く担任の先生治らないかな~と担任の先生絶賛大会。
みんな似たようなこと感じてたんだ~と仲間意識を強くしていました。
休憩が終わると、40~50代くらいの先生が入ってきました。
先生が自己紹介をして、私たちも本日2回目の自己紹介。
1回目と同様、発音に苦戦するDさん

英語と同じアルファベットが基本のチェコ語ですが、その発音は英語と違うものも多く、つづりをなぞるとどうしても英語読みになってしまうDさん。
「C」と「č」も、上の記号を無視して混同してしまいがちでした

すると先生、
ニコニコしながらいったんDさんを止めると、口元を指さして、「C」と「č」をホワイトボードに書いた後、Cを指さしながら「C、C、C」と何度も言った後、Dさんに繰り返すように促す。次は「č」を同じように繰り返し

するとJさんが、「私、どっちも「ちゅ」になっちゃうんです!」と自発的に練習を始め、
なんとなく流れでそのまま全員で練習。
次のAさんでは「R(巻き舌でる)」と「ř(る と じゅを同時に発音する、ギネスに載ってる世界で一番難しい発音)」を同じようにニコニコしながら練習

řはほぼ全員できなかったのですが、先生も苦笑いで「難しいよね、大丈夫、練習よ」とニコニコしながら切り上げてくれました。
ここまで先生、一言も英語を話さず、基本私たちが3週間で習った範囲の易しい文法と単語で話していて、
Aさんが「先生の言ってることがわかる!

うん、今まで習った範囲で話してくれてるからね

と、心で思ったのですが、「私もわかるよ!やったね~!」と二人でガッツポーズ

Aさんは授業が終わるまで、朝の態度とは打って変わって先生の話に耳を傾けていました

実は先生、英語もペラペラだったので、授業の終わり際、もし来週も担任が休みだったら来てくれるのか聞くと、
なんと普段は大学で留学生にチェコ語を教えていらっしゃるそう

「今週はなんとか時間が取れたけど、来週は無理だと思うわ」
というセリフにがっくり肩を落とす一同...

隣の先生と、この先生は、
どちらも発音に厳しく何度もやり直しをさせて、説明も担任の先生よりもチェコ語で話す割合が格段に多かったのですが、
この先生の授業への引き込み方が何というか、
お母さんにつきっきりで教えてもらってるようなあったかい安心感があるというか...

一日にタイプの全く違う二人の先生から教わるという珍しい経験をした私たちは、授業の終わった後も興奮気味にどっちが良かったかで盛り上がっていました

金曜日もこの午後の先生に教わった私たちは、
「担任の先生が来れなかったら、来週はどんな先生がくるのだろう...」
という変な不安と期待が入り混じった気持ちで週末を迎えたのでした。