火曜日。休憩時間も終わりかけのころにNさんに会えた私は、新しいクラスはどうか聞いてみました

Nさんは
クラスの進捗状況は、私のクラスと同じ。
先生は英語も使うけど、ほとんどチェコ語で説明している。
ただ、スラブ語系は文法などがよく似ていて、ロシア系のクラスメイトに合わせた授業は詳しい説明がないまま練習問題などに入ってしまうのが大変だ
と言っていました。
…なるほど

説明は少ないけど、練習量が多いのかぁ。やっぱり大変そう

でも、そっちの方が実践的かな~


と、クラス移動に前向きながらもなぜか迷っていた私。
水曜日はNさんに会えず、今週の金曜日までには私もクラスを移りたいことを先生に話さないと、ずるずる終わりまで続けることになっちゃう~と思いつつ木曜日に

休憩時間に、今度はNさんの方から、私のクラスはどうかと話しかけてきました。
クラスは相変わらずだよ、今週はゲームが多いよと話していると、Nさんが神妙な顔に…

Nさん「実は、今のクラスが嫌で元のクラスに戻ろうと思っているんだ~」


え

二日前は楽しそうにしてたよね

…
話を聞くと、確かに授業は、同じ単元でも私たちのクラスより難しい所までやっているそう。
ただ、
前の先生に比べて、クラスの先生にやる気が感じられない

説明は英語とチェコ語でするけど端的で、質問しても、流されてしまうことがある

前の先生はきちんと質問に答えてくれたし、丁寧だった

だから前のクラスに戻りたいと交渉している。
…とのこと。
え

まだ4日しか経ってないのに

正直、最初はこれしか感想が出てきませんでした…

Nさん「あんまり頻繁なクラス移動はできないって言われたのだけど、絶対に戻りたい。来週からまた一緒に勉強できたらいいね」
そうして、教室に戻って行きました。
うむむ

これは想定外


来週は、ついていくの大変そうだけど、新しいクラスで頑張るかぁ~なんて思っていたので、
そこに先に行ったNさんが、戻ってくるという選択をしたのが衝撃でした

その時ふと、
レベルテストの時に、ウクライナ人の生徒さんが言っていた、
「いい学校だけど、先生の当たり外れが激しいのよ」
という言葉を思い出しました。
私たちの先生は、説明や練習問題、ゲームと飽きさせない授業展開をしていて、その間に質問なども丁寧に答えてくれる

練習でペアを組むときに遅い方の組を放置するのが時間稼ぎみたいで嫌だけど、ペアの両方が詰まったらきちんとフォローも入れてくれてる

めっちゃいい先生なのです

初回がこの先生で、なんとなくこの学校の先生の基準にしてしまっていたけど、
Nさんが、たった4日で新しい先生に対してこれだけ不満を持つってことは、私たちのクラスの先生と比較してのことだろう…

ということは、私たちの担任の先生は、言い方悪いけど当たりってことなんだろう


それなら、よい先生に教わっていたい!
という、ちょっと打算的な感じで、
クラス移動を考えることをやめました

この後、移動しなくてよかったと心から思う出来事が起こるのですが、
それはまた次の機会に。