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日々、徒然なるままあるがまま。



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  タオス・プエブロの朝焼け。時差ぼけをおして早起きしたかいがあった・・・



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 道を歩いてると何度もお巡りさんに声をかけられる・・・怪しい者ではありません



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  あっ虹! ちょっと分かりにくいかなぁ・・・








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この本はどうして絵本なんだろうと思う。

小さな子どもが読むには深すぎる。
でも、こういう大判の体裁の絵本は
わりと大きめの子どもにも、大人にも届かない。

わずか30ページのこの絵本、
何度読んでも、決まって涙が出てしまう。
そんなドラマチックな内容ではなく、
あたり前のことが、あたり前として描かれているだけなのに。

今から100年くらい前、アメリカの山奥で
かごを作って暮らしをたてていた人たちのはなし。

子どもは子どもとして自分でゆっくり成長するのを許されている。
大人はまったくあたり前の大人として存在している。

このあたり前の大人が今の世の中どれだけいるのか。

ビッグ・ジョーが
「風は・・・・だれを信用できるか、ちゃんとしっているんだ」
というところで、涙がじんわりしみでてきちゃうんだなぁ。

『にぐるまひいて』や『ルピナスさん』などを描いたバーバラ・クーニーの、
つつみこむような自然の温かさが感じられる絵がステキです。

絵本ってやっぱ子どものものじゃない。

満月をまって/メアリー・リン レイ
¥1,470
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1月29日、「地域コミュニティとアートを考える」というシンポジウムが
ヨコハマ創造都市センターでありました。

私たち金沢文庫芸術祭は、横浜芸術文化振興財団の主催する
「文化芸術による地域づくり事業」に参加しています。

「GROUP創造と森の声」や「大岡川アートプロジェクト」など
11団体が参加していて、今日はおもに各団体の事業報告の
プレゼンテーションがありました。

わが事務局長Dちゃんが徹夜で作った6枚のパネルを1階に
展示し、3階でこれまたDちゃんが徹夜で作ったスライドで
報告をしました。

とってもわかりやすいプレゼンでよかったよ。

参加して3年目になるけど、
年々いい感じになっているような気がする。

今日のシンポジウムも大勢の参加者がいました。

ゲストの芹沢高志さんは
「いかに地域に働きかけるかがそれぞれ千差万別でとてもおもしろい」
とおっしゃっていました。

終了後は、フードデザイナーのモコメシさんの
すてきなお料理で交流パーティー。

お料理は、中身重視、見た目無視で作る私は、
アートな演出にただ感嘆!

いろんな方たちとお話しもできて、
こういう横のつながりって大事だなぁと思いました。

個人的には「コミュニティカフェ マローンおばさんの部屋」に
絶対行きたいと思って、帰り際の代表の人と名刺交換
してきました。

この事業、次回の参加申込のしめきりがはや3月4日。
応募書類に今度はどんなこと書こうかな。


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1月26日、小学校の毎年恒例「凧揚げ大会」があった。

全校児童が海の公園にやってきていっせいにあげるので、
冬の閑散とした砂浜が一気ににぎわう。

子どもたちは自分で作った凧を手にして
砂浜いっぱいに広がっている。

高学年の子が低学年の子の面倒を
みているのはほほえましい。

でも、保護者はた~いへん。

1㎞ある砂浜を、わが子を探してはしからはしまで歩かなければならないのだ。

見つけたときには凧揚げ終了!ってなこともままある。

子どもの頃、ゲイラカイトを庭であげていつも電線に
引っ掛けてたけど、ここはほんとうに贅沢なスペース。

おまけにこの日は穏やかで天気がよく、それでもちゃんと風はある。
気持ちよい凧揚げ日和だった。

ちまたでは、やれ中学受験だのと大騒ぎなのに、このおおらかさ。

私はこの小学校が好きだなぁ。


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2年くらい前に一気に読んだなぁ・・
とふと思い出した。

文庫本で(一)~(四)までの分厚いのが4巻。
ちょっとためらう長さだけど、
でも三部作がおさめられていて、そもそもの一作目『大地』
の第一巻だけで、十分堪能できる。

この本を手にしたきっかけがあった。

『かみさまのおくりもの』などの作品がある絵本作家の
ひぐちみちこさんの取材をしたときに、「パールバックの『大地』」
という言葉が彼女の口から出てきた。

私はアメリカ文学専攻であるにも関わらず知らない~
という超モグリな学生時代を過ごした自分を再認識しつつ
「パールバックの『大地』」読まなくては・・・
という思いにとらわれたわけ。

舞台は、纏足が習慣の古い時代から新しく生まれ変わろうとする時代の中国。
王(ワン)家の盛衰が大地と密着しながら壮大に描かれている。

男たちの身勝手に憤ったり、女たちに感情移入したり、
翻訳であるもどかしさを感じることなく楽しめる物語だった。

なんて私が偉そうなことを言ってはいけない。
1938年にノーベル文学賞を受賞した作品なのだ。

春のきざしを感じるこの頃、
足もとの大地の匂いを感じながら読んでみるのもいいかも。

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