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日々、徒然なるままあるがまま。

「ゲド戦記」といえばジブリの映画を思い浮かべる人が多いのか、それとも
この世界三大ファンタジーと言われる児童書か。

2006年に公開されたアニメ映画、私はみていない。
ただそのタイミングで読まなきゃと思って読み始めたら、超おもしろかった。

おもしろかっただけではない。
主人公のゲドにすっかり恋してしまった。

作者のル=グウィンは、文化人類学者の父、
インディアン「イシ」の物語を書いた母をもつ。

なので、そこここに先住民族的(といっては限定されすぎてよくないが)
な思想がちりばめられている。

「光と闇とは出会い、溶け合って、ひとつになった」

「ゲドは勝ちも負けもしなかった。自分の死の影に自分の名を付し、
己を全きものとしたのである」

あ~ここにも人生の真実が描かれている。

この壮大な物語に鳥肌がたつ。

人生の真実をこんな風に編み込んで描けるなんて
すごいすごいすごすぎる。

この物語を読んでしばらくして、
訳者の清水真砂子さんとお食事する機会があった。

とてもすてきな方で、
清水さんが訳してくれたらこそのゲド戦記だと思った。

ま、とにかくこれも児童文学の範疇とはいえ、子供の本じゃない。

ハリーポッターはおもしろいけど、これはおもしろくない
と子供たちにはあっさり言われた。

全5巻。もう一度読みたい。


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                      photo by chu-kun



2月19、20日、金沢文庫芸術祭のみんなと群馬へスキー&スノボに
行きました。

お天気がよかったのです。
もともと超晴れ女。

天気予報がどんなに悪くても何かがあるときは晴れてしまうので、
全然心配はしてなかったけど、雪山ホントにキレイだったなぁ・・・。

こんなに滑ったのは何年ぶりというくらいがんばったけど、
みんなで滑る楽しさに目覚めてしまった。

また滑りたい。

行きの車で外人さんと筆談、リフトを止めちゃうハプニング、
仏像目描き師のリアルな目、悪いリスさんの前歯磨き・・・

お腹がよじれるほど笑い転げたエピソード満載の雪山ツアーでした。

さ、来年に向かって今日から筋トレだ。





仕事をせねばならないのです。
でも、脱線してしまいます。
仕事に必要でちょっとのぞいたこの本にはまってしまいました。

この本を手にしたのは、まだ下の子が赤ちゃんだった10年くらい前。
たぶん三鷹の小さな雑貨屋さんだったかな。

子育て中、いつもハッピー体調オッケーなんてことまずなかった。
あっちが痛い、こっちが不調、気分もさえない、あれしたいこれしたい・・・

そんなときに、こうしてみてねということが
のんびりした文章で綴られている。

今読んでも、うん、そうだねぇ、そうだねぇと思う。

取材予定の情報量の多さにおぼれそうになったときにも
我に返ることのできる1冊でした。

「男だろうと女だろうと、若者だろうと年配者だろうと、がんをわずらっていようと
元気だろうと・・・(美人だろうと美人でなかろうと、好きな人とうまくいかなくても、
結婚できなくても、仕事が不調でも、家族とうまくいかなくても、貧乏でも、
イヤなやつがいても・・・)この今等しく頭上には冴え冴えとした青空が広がっている
フシギ!・・・中略・・・大切なのは今日の笑顔と今日の風。」
                                 *( )内は私の勝手な追加。

はい。仕事がんばります。

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2月15日、味噌を仕込みました。

12年前から毎冬の恒例行事です。

友人が幼稚園児ともうすぐ3ヵ月になる赤ちゃんを連れて
手伝いに来てくれました。

やることはいたって単純な作業なんだけど、
一人でやると思うとついおっくうになりがち。

今回はおしゃべりしながら賑やかにやれて楽しかった。

行程は

●前日の夜大豆を洗ってたっぷりの水につける。
●翌日コトコト大豆を煮る。
●煮えた大豆をつぶす。
●麹と塩をまぜたものにつぶした大豆を混ぜる。
●容器につめる。

と、これだけ。

大豆を蒸してみたり、こうじから作ってみたり、
いろいろ試してみたけど、ここ数年はこの作り方に
落ち着いてる。

おんぶしていた子供が、ぐちゃぐちゃと手伝うようになり、
上手に手伝ってくれるようになり、いやいや手伝うようになり、
全く見向きもしなくなり・・・と味噌を仕込みむたびに子供の
成長を感じる。

友達が手伝ってくれたのは初めて。

こんなのもいいなぁ・・と思いました。

このまま夏まで置いておくだけで、
だんだん色が濃くなっておいしい味噌のできあがり。

おすそ分けいたします。


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 前の晩の大豆たち


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  去年仕込んだ味噌。おいしい~







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雪が降りました。

大人でもわくわくするのに子供ならなおさら。
雪国育ちの上の子はもう高校生だけど
にやにやしながら出かけて行きました。

さて、この『大雪』。
雪が降ってなくても、その雰囲気をその厳しさを
そのわくわく感を味わえる絵本なのです。
カリジェが描く一連のウルスリ(男子)とフルリーナ(女子)の
物語。

あぁ、本物の雪とともに暮らしてきた人が描いたんだ
なぁと思う。

2002年に日本橋高島屋であった「カリジェ展」に
行きました。確か生誕100年記念だったか。

もちろん原画もステキだったんだけど、
印象に残っているのは
「入場料800円かぁ」と窓口で躊躇してたら
出てきたおばちゃんが余ってるからあげる
っと招待券をくれたこと。

得したなぁ。

『フルリーナと山の鳥』も私は好き。

スイスの自然と戯れたいあなたに。

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