3月11日、地震が起こりました。
そのとき、私は鎌倉のMりんのウチにいました。
卒業式に着物を着ようと思って、着付けを習いに行っていたのです。
指導も終わり、Mりんが作ってくれたスパゲティを食べて
のんびりおしゃべりをしているときでした。
ガタガタっと家が横揺れしました。
それほど大きい揺れだとは思わなかったけど、
長かったです。
きゃーとか言ってるMりんとテーブルの下でおさまるのを待ちました。
ひとしきりの揺れがおさまるとすぐテレビをつけました。
が、つかない。停電してる。
「信号も消えてたりしてぇ~」「それはないでしょ~」
などといいながら、Mりんとさよならして、
車のエンジンをかけました。
走り出してすぐ、
「信号消えとるやん・・・・」
生まれて初めて信号が消えてる道を運転しました。
意外に何とかなるもんだなぁ・・・と思いながら。
でも、歩行者はかわいそうだった。
車の人もきっと急いで帰りたいと思っている人が多いから
車がなかなか止まってくれなくて、道を渡れないのです。
つづく。