高3数学は昨日で終了。行列式の余因子展開とそれを用いた正則行列の逆行列の公式の導出まで。行列式を求めたり、逆行列を求めたりするには実用的とは言い難い方法であるが、まあその少なくとも理論的な意味はあると言えるだろう。この先は、これまでよりも抽象的な線型空間や線型写像の一般論ということになり、それらを用いると量子論の基本が完成するのであるが、あとは大学での講義にお任せするだ。
良い学生生活を、良い人生を送ってくれるとええなあと思っている。
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今読んでるKazuo Ishiguro の本は、彼の長編小説の中で最も長いものであるが、他の長編よりも読みやすい。ファンタジーとかではないので設定を深読みする必要がないのと、大人同士の会話は子供の発話と違って、文法的に壊れてたりよくわからない省略とかがないのが原因かも。
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中国とかロシアとか見てると、無理が通れば道理がひっこむという格言が頭に浮かぶ。ウクライナはいつ陥落するのだろう。
フィギュア女子の金銀メダルの二人は、渦中の選手とは違って、抜き打ち検査の時に薬が抜けててラッキーだったのであろうと思う。そういう目で見ざるを得ない。
もちろん、我々の価値観からすれば周りの大人がクソなのであるが、彼の国の価値観ではそうではないということなのだ。それを認めた上で、彼らとどのような付き合いをしてゆくのかを考えなくてはならない。