名大医学部に通っているうちのOBが、職場訪問だか研修だかでお世話になった(ている?)名古屋の開業医の先生が、塾長が子供の頃に住んでた集合住宅の下の階にいた先生であると判明してびっくり。お子さん二人とも遊んだことがあり、彼らが一戸建てに引っ越した後も時々遊びに行っていた。うちの母親とはその後も交流があったようだ。世界が狭すぎて怖いわ。奥様がワシのおむつ替えたことがあるとか、余計な情報を与えなくてよろしい。
今から考えると、あのご家族が同じ集合住宅に数年とはいえ住んでいたのが信じられない。石原家とは豊かさが全然違ったのだ。一部屋丸々メルクリンのジオラマがあったり、大きなエレクトーンがあったり、立派なオーディオがあったり、車がロールスロイスだったり、エレクトーンとかオーディオとか車には全然興味無かったけど、メルクリンはめちゃくちゃ羨ましかった。彼らが引っ越した先のお宅に遊びに行ったときは、メルクリンのジオラマがさらに大きな部屋に鎮座ましましていて、なんでうちではメルクリンが買えないんだろうと天を恨んだものだ。
そういえば、塾長が小学校を終えるまで住んでいた地域は、貧富の差が結構激しかったように思う。それこそ、1ルームみたいな部屋に家族全員住んでいるようなお宅もあれば、家の中に日本庭園があって、滝があるような家もあった。子供の頃は家が金持ちかどうかなどはそれほど気にならず(もちろん、おもちゃをなんでも買ってもらえるような友達は羨ましいと思ったけど)、そんなもんだと思って生活していたし、おそらく他の子たちもそんなに気にしてもいなかったのではないかと推察する。石原家はおそらくちょうどど真ん中あたりだった。
中学校に上がるときに引っ越して、それが今の塾長の実家なのであるが、その地域は平均的にもう少し生活水準が高く、差が小さかった。というか、下の方の水準がずいぶん上がったと言ったほうがいいかもしれない。上流っぽい家の割合も増えて、ちょっと別世界に来たような気がしたものだ。
なんか久しぶりに子供の頃を思い出してしまった。
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散髪したよ。