久しぶりの更新であるが、今、私の塾はトーゼンのことながら

一年間で生徒も教師も最もハードな夏期講習会の真っ只中である。


私の塾は今年で16回目の夏期講習会なので、もう大まかな流れは整っているし

授業自体もスムーズに進んでてて、例年と取り立てて変わることはないのだが・・・


昔と大きく変わっているのは・・・・ヤッパ私の年齢である。


朝9時から、途中短い昼休みを挟んで、授業が終わるのが夜の8時・・・・。


塾を始めた当時の30代の頃は、気合と勢いで乗り切ってきたのだが

40代も半ばを超えるとさすがに体が付いてこないのである。


ま、それでも、休み時間ごとに、冷蔵庫に入れた2リットルのポカリスエットを

がぶ飲みしながら、気合をリセットしては授業に臨んでいるのである。


ま、そうして塾の夏期講習会は滞りなく進んでいるのであるが・・・


最近は夏休みになってまでも、学校が塾のじゃまをするようになったのは

ちょっと困りモノなのである。


以前、学校の先生は夏休みは学校に行かなくても良かった・・・・


ま、実際は長期休み中であっても勤務はしなくちゃいけなかったんだけど

実際は「自宅研修」っていうインチキ制度があって、

「自宅で教材研究やってま~す」って報告をして、休みのおわりに

簡単な報告書を出せば、学校に行かず自宅でのんびりしてても良かったのである。


ところが・・・・


そういった一般企業にはありえないチョー優遇制度に非難が集まり

数年前から、生徒はいなくとも、とりあえず先生方は学校に出勤しなくては

ならなくなってしまったのである。


そうなると、もともと職員室でやることもないもんだから

「ちょっと生徒でも呼び出して、なんかやるかぁ~」

ってことになるのである。


一般的な行事としては、普段授業で手を抜いている罪滅しに

バカ成績の芳しくない生徒を集めて、補習を行うって行事があるのだが

これを塾の講習のあってる時間帯にかぶせてくるからウザイのである。


ま、それでも本当にデキの悪い子を集めて、一生懸命教材考えて

指導してくれればいいのだが・・・・・


実際、その教室に参加した生徒たちの話を聞くと、

余ったプリント投げ渡しでほとんどおしゃべりタイムなのだそうである。


しかし・・・・脳みそが筋肉でできている一部の教師たちは

残念ながら子供たちに勉強を教えることができない・・・・。

(教師の担当教科は容易に想像していただけると思う・・・)


やむを得ず、2学期の体育祭にかこつけて、生徒を集めて

夏休みに入った途端に応援団の練習を始めるのである。


もちろん、体育祭にかこつけて・・・・と言っても、

すべての生徒を招集するのは不可能である。


そういった応援団の中心となる中学3年生は、

フツー夏休みは受験勉強をする学年なのであるし、

今の時代ほとんどの3年生がどっかの塾の夏期講習会に参加しているのである。


もう何ヶ月かで入試がやってくるのに、貴重な夏休みをすべて潰して

赤組や白組の応援をしている余裕のある生徒はほとんどいないのである。


そこで、脳みそ筋肉教師たちは、

「こいつらは、さすがに塾なんかに行かないだろ。」っていうような

成績のパッとしない子に目星をつけて応援団員に指名するのである。


ま、そういった子供たちは、今まで先生から何かの役職に

指名されるなんて経験は全くなかったであろうし

勉強するよりは応援団の方がずっと楽しそうだから

ホイホイとその話に乗っかるのである。


私は塾の経営者であるが、もちろんそういった子たちを否定する気はない。


中学3年生の夏休みを、自分の進路に向けて必死で勉強するのも

運動会で自分のチームが勝てるように全力で応援練習するのも

結局は本人や親の選ぶ道である。


所詮は部外者の私が指図できるはずもないのである。


ただ・・・・・


最も困るのが、塾の夏期講習会に申し込んでおきながら

講習にはほとんど参加せず、応援団練習に行く生徒がいることである。


塾は学校のように行き当たりばったりで授業を組んでいないから

夏休みの初日から最終日まで、授業のある日とない日、授業時間まで

完璧にカリキュラムを組み上げて生徒たちに渡している。


にもかかわらず、講習会を申し込んで講習が始まったあとに

「今日は応援団の練習があるので塾休みます。」とか

「午後から応援団練習があるんで早退します。」なんて言われると


「お前が他人の応援している場合かぁ~!?」って

本音で文句も言いたくなるのである。


ま、あまりに欠席、早退が激しい場合は、さすがに親にも相談するのであるが

最近はプチ育児放棄の親が増えてきてるもんだから

「子供の自主性に任せます。」なんてカッコいいことを言って

子供に指導することを嫌がるのである。


だから、やむを得ずその応援バカの生徒たちを集めて、親代わりに

「中学3年生はどうして夏休みに勉強をがんばるのか。」なんてお話を

私の貴重な休み時間を潰してしなくてはならないのである。


ま、その甲斐あって、ほとんどの子が講習時間に重ならない時間に

応援練習に出かけるようになったのだが・・・・・


先日、その中のひとりの生徒が悔しそうに私に訴えてきた。


それは・・・・


学校で応援練習があってた時に、塾の授業時間が迫ってきたんで

指導に当たっていた脳みそ筋肉の女性体育教師

「あのぉ、もうすぐ塾が始まるんで帰ります。」って言ったのだそうな。


そしたら・・・・


その教師は突然顔色を変え、激昂して


「なんで夏休みに塾があるのヨ!

だいたい中学生は

勉強なんてできなくっても構わないのヨ!」


って、その子に向かって怒鳴り散らしたというのである。


これがアル中で無職のデタラメなおやじのセリフなら納得できるが

体育教師とはいえ、少なくとも公立中学校の一教師が

子供の前で吐くセリフではないはずである。


このバカ教師の心情を解析すれば


自分たちはすることもないのに、

毎日学校に出てこなくちゃいけないから

暇つぶしに、こうして生徒と付き合ってあげてるのに

勉強くらいのことで帰っちゃうって絶対に許せない!


ってなとこであろうか・・・・


でも・・・まぁ・・・これが学校の教師の本音なんだろうけど・・・・


「勉強なんてできなくても構わない!」ってセリフ・・・・


それを子供の前で言っちゃおしまいだヨ・・・・




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