先週、私の地方では私立高校の入試が全て終了し

昨日一斉に私立高校の合格発表が行われた。


とは言っても、最近もブログで書いたとおり、私のトコのような

田舎の地方では、私立高校はあくまで公立高校のスベリドメなんで

日程さえ違えば何校でも受験することができるし

その難易度も、「絶対有名幼稚園の入試の方が難しいよなぁ~」

ってくらいレベルが地に落ちた高校がたくさんあるので

「私立高校、ゼンブ落ちてしまいましたぁ~」なんて生徒は

もちろん一人もいないのである。


だから、私立の発表が終わるっていうのは、公立高校受験に向けての

ただの通過ポイントであり、いよいよ公立高校入試に向けて

生徒も私も本当に気合が入る季節がやってきた・・・

って時期にすぎないのである。


で、そんな中・・・・・


受験生のお母様から、ご連絡が・・・・


「あのぉ・・・・お陰様で無事、私立にも合格できまして・・・・

塾を・・・・辞めさせていただこうと思うのですが・・・・」


ま、これが特異なことであれば、私もビックリするのであるが

毎年、私立高校の発表のあとは、この手のご連絡があるので

もう驚くことはないのである。


このお母様が言われている事を要約すると・・・・


息子は最近勉強ばかりで見ていてかわいそう・・・・

(でも成績は底辺で、塾も遅刻と欠席ばかりなのだが・・・)

せっかく私立高校に合格して本人も喜んでいるのに・・・・

(前述したとおり私の地方に私立高校は犬でも通る・・・)

もし、公立を受験して落ちたら息子がかわいそう・・・

(公立高校にも犬でも受かる高校はあるのだが・・・・)


という誠にお母様勝手なリッパなお考えで、

このお子さんは、めでたく?塾を卒業することになったのである。



最近、マザコンに関する記事を書いたけど、

この手のママの過保護ぶりは最近ますます暴走する一方である。


これまた以前のブログで書いたことがあるけど、

ゆとり教育という腐ったぬるま湯のような学校で育ってきた

子供たちにとって、高校入試っていうのは、初めて自分自身の力で

進路を切り開くっていう人生最初の大切な経験なのである。


だから・・・・・


努力して合格するっていうのはモチロン素晴らしいことだけど

努力しても叶わなかったっていう経験も、決して無駄な経験ではないのである。


なのに、勘違いしたママゴンどもは、「我が子のため」って思い込み

子供を外部の負荷から全力で保護し、我が子がいくつになっても

子供になるべく負荷がかからないようにしようとするのである。


もちろん、親にそれ相当の財力があり、親の方が絶対に子供より

長生きするっていうのなら、そういった育て方もアリかもしれない。


でも・・・・・


ママゴンがどんなに我が子を守ろうとしても・・・・・


いずれ可愛い可愛いボクチャンたちは

親元を離れ世の中に出ていくんですヨ。


社会の厳しさって、受験の比なんかじゃないですよ。

それをママゴンたちはドコまで守ることができるのですか?


私に言わせれば、こういった思い込み勘違いママゴン

育てられたボクチャンたちこそ、本当の被害者だと思うのだが・・・・


数年後、この子たちは晴れて社会に飛び出していくのであろうけど

果たして30歳・・・・いや20歳まで・・・・


無事世の中の荒波を乗り越えていけるのであろうか・・・?



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