2020年2月14日(金)
オレの知っている音楽仲間が所属しているレーベルで活動していた、若い唄い手が天に旅立ったと知らされました。
亡くなったその方とは直接の知り合いではないけれど。
その報告をしてくれた音楽仲間が、Twitterで紡いだ言葉の中から。
亡くなった方は、ホームから落ちて。
彼の手は、そのホームから這い上がろうと、天に向かって伸ばされていた事を知りました。
もしかしたらニュースにすらならない事かもしれないけれど。
オレはその事実を忘れない。
そして、最後の一分一秒まで、オレもオレであり続けようと、改めて思いました。
今回のシンガー紹介。
彼女もまた、生と死を意識した音楽を紡ぎながら、今、全力で生きています。
その姿は、とてつもなく美しい。


では、改めて。
ただ着飾るだけの美ならば、いつか飽きも来るだろうけど、その一瞬の為に、手を抜かず、全身全霊を注いでやれば、自然と己が命が宿り、誇るべき輝きとなる。黒も白も本質は同じで、どちらも愛すべき命の欠片。相変わらず学ぶべき事が多くて、極められはしないけど、私流の美学ってやつで、今日に全力色を注いでやるさ。I want to be music woman with Love...水鏡響!!


Roadto_20200425_水鏡響01
Twitter:https://twitter.com/KMikagami


《過去のRoad to シリーズ》
・Vol.30:https://ameblo.jp/jukewolf/entry-12531933592.html

・Vol.31:https://ameblo.jp/jukewolf/entry-12541497106.html
↑付き合いが長い分、意外と出演回数少ないなーと驚いてるけど、多分これからガンガン増えるね(爆)


客観的な技術だけを話すならば。
もちろん、基礎そのものはしっかりしてるんやけど、其処から先の突出した部分といった意味では、まだちょっと弱いかもしれない。
ただ、響の放つ音楽は、とてつもなくライブが似合うし、理屈抜きに心動かされるエネルギーが在る。
それはつまり、響が音楽と向き合っている時に、その楽曲に宿る息吹そのものを真剣に感じ、其処から感じ得たものを、己が鼓動と重ね合い、その瞬間にしか生まれない命を生み出そうとしてくれているからだ。
だからこそオレは、響の音楽に惹かれるし、彼女の放つ唄に触れる事で、心が共鳴し、心地好い衝動を得る。
一緒になって「音と共に生きてるな」って事を共感出来る、大切な仲間。


もちろん、その要素は今も在り続けているんやけど。
今、響は、響の生きている証を刻む為に、その足跡に宿る色彩をより明確なものにする為に、技術的な部分での進化を得る努力もしています。


元々、響と出会るきっかけになったのは、あきたいぬではない別のイベントなんやけど。
そこでレギュラーとして出演している男性ヴォーカリストがボイストレーニングの先生をしてて。
今、響は、その先生の元で、唄を磨いているそうです。
そのきっかけになったのも、元々その先生の元でレッスンを受けている男性シンガーが直実のイベントで「Be...」という曲を唄っているのを、客席から見てて。
響自身も「この曲を唄いたい」「この表現力を手に入れたい」と思い、駆け込んだそうです。
その話をステージ上でしてる時の、響の活き活きとした眼差しは、凄く魅力的でした。
一緒のイベントに出てる仲間だから…という甘えを一切捨てて、一人の尊敬する表現者として師事し、教えを受けるという事は、簡単な事では無いと思う。
ただ、本当に唄いたいんだという想いが高まった時、一気に行動に出て、前に前にと突き進めるのは、響の人間的な強さだなと。
まだレッスンを受けてから、そこまで多くの時は経ってないかもやけど、確実に唄の響きに深みが増したなというのは聞いてて明確に分かる。
年齢的な話をすると、いわゆる若い世代では無く、ティーンエイジャーの息子さんも居らっしゃるけど。
まだ進化出来るなといった期待値を感じさせてくれるのが、響の強さやなと改めて思ったね。
彼女の一挙手一投足みてると、活き活きとしたエネルギーを感じるし、心地好い刺激を受けるのが嬉しい。


響が音楽を続ける理由の一つに、生きる事の意味を感じて欲しいといった想いが在って。
自身が経験した苦しみや悲しみを経て、それでもなお今自分はこうして生きている、こんな風に生きるのもアリなんだよって事を唄を通して伝えたいから、唄っているんだという事をMCで何度か話してくれた。
それはオレの知らない響の過去やから、具体的な話は出来ないんやけど。
響が今、前向きに自身の成すべき事に対して積極的に取り組めているのは、過去の痛みや悲しみを経て、今の自分の命の存在に心から感謝出来ているからなんだろなと思う。
もし、その当時、ほんのちょっとでもボタンの掛け違いがあれば、今、響は居ないかもしれないし、オレ達とも出会ってなかったかもしれない。
だけど、今の確たる事実として、響は生きていて、自身の生活も大事にしつつ、己が信念を持って全力で「音楽」をしてる。
それはありがたい事で。
これからもずっと、大切にしたい宝物だ。


響の場合、活動の形も多彩で。
出演者としてライブに関わる時もあれば、響自身がイベンターとなって様々な音楽人達と共に空間を作り上げる事もある。
その度毎に、己の成すべき事を自然に把握してて。
自然な流れで、その場所毎に相応しい「音楽」の形を築き上げられているのは、彼女のセンスだなと思う。
ただ、どの場所においても共通して見えるのが、響の純粋な音楽愛と、人間的な優しさ。
自身が歌う時はもちろん、他のシンガー達のステージを見てる時や、セッションしてる時などにおいても、響自身が心から楽しんでいる事がまさまさと伝わってくる。
メッチャ嬉しそうに唄ってるな、真剣に言葉を紡いでるな、ちょっと身を引いて他の歌い手に場を委ねてるな。
色んな動きや表情をするんやけど、その全てが前向きな音楽への愛情に繋がっているから、自然と意味が生まれるし、そんな彼女の在り方に触れて、自然と見てる方も前向きな気持ちになれる。
響自身が積極的に何かを教授するって事は無いかもやけど、響の音楽と心を重ね合う姿を見てると、前向きな何かをプレゼントしてもらえた気持ちになるし、また一緒に音楽したいなと素直に思える。
だから、彼女のイベントは出演者達にとっても居心地が良いし、ブッキング等で共演した人達も自然と仲良くなりたいと願ってる。
人間力と音楽の魅力が原色の部分で直結してるのが、正に響らしさやなと思うね。


Roadto_20200425_水鏡響02

今も、そしてこれからも。
響の命の鼓動に触れて、救われて、未来に向けての前向きな足跡を残してくれる人達も出て来るだろう。
その事実って、響自身が変に意識してないからこそ、尚更尊いと思うんよね。
良い意味での飾り気のない人間性と、自分自身が願った事に対して全力で立ち向かえる泥臭さこそが、響の生き様であり、美しさの理由。
ブレる事は無いと信じてはいるけれど、今後もその純然たる色彩を持った心が汚されない様に、オレなりの形で守っていきたいし、彼女から色んな事を学んでいきたいね。
ふ、不倫とかじゃないよ~(=人=)←をい


そこまで頻繁に言葉にはしないけど、オレも色んな場面で「死」を意識する。
例えばライブを見てて、シンガー達の音に触れて、喜びを感じながら生きている事を実感してる時でも。
一瞬、空白が出来た時に「オレが最後に唄いたい曲は何なんだろう?」って考える。
遺書という意味で在れば今も昔もフィルハーモユニークの「ミチシルベ」一択やけど、
己の心を示すという意味であれば、あまりメッセージ性の無い淡々としたジュークオリジナルの唄を選ぶかもしれへんね。
もちろん、まだまだ生き続けるつもりやし、願わくば最後は花火の様に一瞬で消え去ってしまいたい。
ギリギリまでジュークはジュークだったなと思ってもらえる様にね。
だからこそ、オレは、呆れられても最前列でジュークロック全開で暴れ回るのさ♪

APMN_Vol.32_ドカver.

We are 音楽共同体! 音楽が一番スゲェんだよ!(=▽=)/


~今までUPしたRoad to 04/25~

・カムイ・ズウ:https://ameblo.jp/jukewolf/entry-12572793566.html

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