小学生に嫌われているかわいそうな面積や容積の単位があるという話をこれまでしてきましたが、面積だけ、容積だけでも扱いが大変なのに、ときには面積と容積(体積)とがミックスして出されることもあります。
たとえば次の問題。
1つの式のなかに容積と面積と長さが混在しているという計算問題は入試問題でもほとんどないはずなので、はじめて見て戸惑ったり、絶望したりした小学生もきっといたのではないかと思います。
ただ、容積や体積(3次元)を面積(2次元)で割ると長さ(1次元)になり、これに長さをかけるとまた面積に戻るというのは落ち着いて考えると当然の話なので、見た目に惑わされないようにしたいところです。
たしか1kL=1㎥だったはず(たしか1ha=100m×100mだったはず)なので単位をぜんぶメートル法でそろえてみる。
600000kL=600000㎥
5ha=50000㎡
これをもとの式に入れて計算すると
600000㎥÷50000㎡×10m=120㎡ 答 1.2a
同じカテゴリーの以前の動画はこちら。