小学生に嫌われているかわいそうな単位(アールとヘクタール) | 受験算数はきょうもおもしろい

小学生に嫌われている単位の最大のものはおそらく a(アール)と ha(ヘクタール)ではないかと思います。

コンビニで毎日見ているmL(ミリリットル)などと違って、日常生活でもまず出てこないためです。この関連では

 

上差し中学数学でたまに出るくらいで高校数学や大学数学ではまず使わない

上差し大人の世界だと農地の面積を表すときにしか使わない

上差しゆとり教育世代はそもそも習っていない(教科書から外れていた)

 

といった話まであります(どこまで正確な話かまだ十分に検証できていないのでご参考まで)。

 

ただ、アールとヘクタールが理解できていないとまったく解けない入試問題も出ており、知識としておさえておく必要はやはりありそうです。

 

「A君は3a(アール)の畑を耕すのに12分、B君は440㎡の畑を耕すのに18分かかります。この2人が2.314ha(ヘクタール)の畑を同時に耕し始めました。B君は6時間18分たったところで耕すのをやめ、A君も7時間30分たったところで耕すのをやめました。まだ耕していない畑は、何a残っていますか。」

(函館ラサール2015)

 

アールとヘクタールを覚える

 

ポイントだけおさえておけば(丸暗記より)覚えやすいし忘れにくいという、あらゆる試験勉強に共通する鉄則があります。

身近な単位である m(メートル)との関係にしぼって、次の2つだけきちんと覚えておけば、あとは現場で対応できるはずです。

  丸レッドアールは10かける10(1a = 10m × 10m) 

  丸ブルーヘクタールは100かける100(1ha = 100m × 100m)   

 

忘れないように右脳でもおさえておくとしたら、1aは教室の広さ、1haは校庭の広さというイメージです。

 

 

 

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