【初めての方用】

プロフィール ・教育理念 ・勉強方法

 

ども!

中学受験 算数専門のプロ家庭教師Kです。

 

さて、本日は久々に算数記事ウインク

お子さんがこの記事を見るだけで学べる

お父さんお母さんがそのまま教えられる を想定して、書いています。

ぜひお子さんに解かせてみてくださいニコニコ

 

では、さっそく問題

 

問題① 余りが同じ

4で割っても5で割っても3余る整数を小さい順に5つあげなさい。

 

*******************

「4で割っても5で割っても3余る整数」と書かれている通り、「割る数が2つで、それにくっついた余りが書かれた問題」です。

基本パターンは3つ。本日は2つ、明日はもう1つと、割る数が3つ以上ある問題を取り上げます。

 

着目するのは「何が同じか?」という点ニヤリ

問題①は余りが同じです。

 

線分図に表すと、下記のようになります。

余りは常に3で等しいですが、4×□=5×△の関係も永遠に変わりません。

いちばん右のおしりが等しいので、そこから3ずつ引いた4×□と5×△が等しくなるのも当然ですねウインク

※4×□と5×△が等しい⇒4と5の公倍数

 

商と余り(余りが等しい)

 

まとめると、「4で割っても5で割っても3余る整数=4と5の公倍数+3」。

3はずっと変わらず、それ以降は最小公倍数の20ずつ増えていきます。20は4でも5でも割り切れるので、余りの3には影響を与えません波風たて~ずおばけくん

 

3÷4=0…3、3÷5=0…3

23÷4=5…3、23÷5=4…3

43÷4=10…3、43÷5=8…3

63÷4=15…3、63÷5=12…3

83÷4=20…3、83÷5=16…3

※最小公倍数20を足しても余り3は変わらない

 

さて、解けたらもう少し自分なりにまとめてみましょうOK

今回は、「4で割っても5で割っても余る整数=4と5の公倍数+3」でしたが、今後余りが等しい問題が出てきたら、どう考えればいいでしょうか

4、5、3はただの数字です。他の同じような問題にも対応できるようにまとめてみてくださいニコニコ(まとめたらメモして、問題②を解いてから最下部まとめへ)

 

問題② 差が同じ問題

6で割ると2余り、8で割ると4余る100に最も近い整数はいくつですか?

 

まず着目するのは「何が同じか?」でした。

 

割る数:6と8

余り:2と4 

同じのねえじゃねえかあぁぁぁムキーという子はドードー馬はい、ドードー馬

今回は差が同じ問題です。

 

割る数と余りの差:6-2=8-4=4

 

この割る数と余りの差ってどこなのってところが少し難しい。

線分図に表すと、下記の通りとなります。頭の中だけで考えるのではなく、手を動かしてイメージ込みで理解しましょうニコニコ

 

商と余り(差が等しい)

線分図をみると、

6×□+2が、6×□+6-4

8×△+4が、8×△+8-4

に変換できることが分かります。

 

6×□+6は、6の倍数(6×□)に6の倍数(6)を足しているので、6の倍数。同様に、8×△+8は8の倍数となります。

線分図に戻ると、いちばん右のおしりが6の倍数でもあり、8の倍数でもある6と8の公倍数となることが分かる。つまり、「6で割ると2余り、8で割ると4余る整数は、6と8の公倍数ー4ウインク

 

6と8の最小公倍数24ー4は20。

実際に割ってみると問題文通り、余りは2と4。今回も最小公倍数の24ずつ増えていき、余りには影響せ~ず、波風たて~ずニヤリ

 

20÷6=3…2、20÷8=2…4

44÷6=7…2、44÷8=5…4

68÷6=11…2、68÷8=8…4

※最小公倍数24を足しても余り2、4は変わらない

 

今回は「100に最も近い整数はいくつですか?」なので、まずは100に近い6と8の公倍数を探しましょうグッ

 

100÷24=4…4

24×4=96が一番近いですね。

96-4=92が答えとなります…が

100に近い整数なので、92+24=116もきっちり考えたうえで92を解答用紙に書きましょう。92は100から8つしか離れていない(=24÷2の12未満)ので、100に最も近いでもOKです。

どうせ最後に4引くのだから、100+4=104に近い6と8の公倍数を探すという考えでもOK。

 

さて、解けたら自分なりにまとめるOK

今回は、「6で割ると2余り、8で割ると4余る=6と8の公倍数-4」でしたが、今後差が同じ問題が出てきたらどうやればいいびっくり

 

まとめ

余りが同じ問題:割る数の公倍数+余り

割る数と余りの差が同じ問題:割る数の公倍数ー差

 

「4、5、3はただの数字です。」と余りが同じ問題で触れました。

4、5は「割る数」、3は「余り」なので、4と5の公倍数+3は、割る数の公倍数+余りと直すことができます。そうすれば、数字がどうなろうが似たような問題はすべて解けますね口笛差が等しい問題も同様。

公式・ポイント化する考えは【算数テク】フィボナッチ数列その3のまとめをご覧ください。

 

続きはコチラ:【算数テク】商と余り②

商と余りの無料確認テストこちら

算数テク一覧はこちら

 

【生徒募集について】
家庭教師依頼

対面型の家庭教師オンライン指導の2つのサービス。

指導依頼は以下より料金・条件等をご確認の上、お申し込みください

https://sansuku.com/request/

 

【過去問管理表】

2021年過去問管理表

全308問徹底添削の算数基礎講座」や「オリジナル算数教材」を販売しています。是非ご覧ください
https://sansuku.shop/

 

お問い合わせはこちら

 

はじめましての方はコチラ

プロフィール

教育理念

※フォローいただけると大変励みになります!
フォローする