得意楽器はボキャブラリー -64ページ目

閑古鳥

予告どおり、梅雨前線がスランプを連れてやってきた。

湿気のせいかどうかも分からないが
集中力も切れ気味で、どうも調子が出ない。

こんなときに限って実に静かに一日が過ぎていき
世の中に忘れられてしまったような気分になる。




ま、しょうがない。








閑古鳥、あっちいけ。


歓酒

この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

歓酒 于武陵 (井伏鱒二訳)


得意楽器はボキャブラリー

昨夜、新宿に居合わせたおかげで
BRINGのストリートライブを覗きにいくことができた。

ミノルくんから脱退するという話を聞いたとき
すぐに事態が飲み込めなかった。
音の要でもあるし、彼の存在感は大きかった。
彼を含め4人のキャラクターのバランスは絶妙な感じがしていたので
意外でもあったし、正直とても残念ではある。

彼とは一昨年、夕張に一緒にいった頃からの付き合いだ。
ビールを酌み交わし、彼の思いも十分に聞いたし
これからのプレイヤーとしての更なる飛躍を願いたいと思う。


もちろん、BRINGも立ち止まることなく前に進むだろう。
昨夜のライブを観ていて、この別れが互いを成長させるだろうと思った。

得意楽器はボキャブラリー


今となっては、4人が揃って事務所に遊びに来てくれたときの貴重なショットである。

得意楽器はボキャブラリー

彼らに混じると自分のおっさんくささが嫌になるな。

桜桃忌に思う

本日は生誕100年ということで
「太宰治」がすごく盛り上がっている。

学生の頃、つきあっていた女の子の家が三鷹の玉川上水の前にあったので
ここで太宰治が発見されたのよ、なんて生々しい話を聞かされた記憶がある。

最近若い女の子にもスゴく太宰くんは人気があるらしい。

僕は太宰文学を語るほどの読者ではないけれど
屈折感と自尊心の矛盾にひたすら苦しんでいるイメージがある。

多感で頭も恐ろしくよかったんだろうと思うけれど
単純に男として見るととても情けない人生としか思えない。

自殺未遂を繰り返し、結局2人も女性が彼のために死んでいる。
心中で自分だけ生き残るなんてこんな情けない話はない。

まあ、そういう情けなさも人間くささとして彼が愛される所以なんだろうけど。


三島由紀夫はとても太宰を嫌っていたと言われるが、そりゃそうだろう、と思う。
男尊女卑の三島由紀夫と「メメしい」ところが愛嬌の太宰では違いすぎる。

でも、女と川に飛び込もうが、自衛隊に乗り込んで割腹しようが
自ら命を絶ったことが最大の共通点である。

自殺に強いも正しいもない。

あ、暗くなってきた。



死ぬくらいなら多少バカでも、呑気に生きていく方がいいなあと
そんなことを思う桜桃忌でした。