アド街「吉祥寺」
今日のアド街は「吉祥寺」。
吉祥寺近鉄は既に無く”近鉄裏”も”ヨドバシ裏”だそうだ。昔の猥雑な裏町が懐かしくもある。近鉄従業員口の前には”キャバレー(死語?)”があり、開店が近づくとお兄さんが箒をかけ水をまいていた。キャバレー初体験は近鉄裏の「白いバラ」という店だった。かなり酔っていたので記憶は定かではないが、バンドが”星降る街角”を演奏していたように思う。着いた女性は当然年上だった。銀座にも「白いバラ」というキャバレーがある(今もあるか定かではない)ので系列店だったのかもしれない。
寿司の「三枡家」は老舗だ。学生だった頃に何度か宴席をさせていただき、当時の女将さんには大変お世話になった。昨年訪れた際も大変賑わっており板場には若い衆が数名いたのだが、その中の店主は女将の孫だとのこと・・・。横のブティクホテル「ラフェスタ」のある場所には当時からホテルがあり、「パルコ」という店名がある日から濁点がつき「パルゴ」になったのは笑えた。学生時代は朝まで呑むことも多く、遅い時間にはガード下の「てとて」などで騒いだものだ。
中央線沿線には大学が多くあり、秋の学園祭シーズンになると夜の吉祥寺には学生が溢れていた。ある夜、二次会の場所を探すのに苦労し、ある店で席が空くのを待っていると、奥から客の歌(女子の声)が聞こえてきた。かなり酒が入っているらしく、店中に声が響きわたっていた。そのうちなんと、「ちん○○の七不思議」を大声で歌い始めたのだ。店員に聞くとM女子大の”つわものども”だった。
黒い服のおんな
「白いドレスの女」は、ウィリアム・ハート、キャスリン・ターナー主演のサスペンス映画だ。
久しぶりに贅沢をして銀座の寿司屋「H」へ。非常に大きな台風前夜とあって客は我々だけだった。早いペースで寿司を口に運び、ベテランの店主との会話もそこそこに店を後にした。時間も早かったのでパリに本店があるという「L」へ。
窓際の席に案内され都会の雑踏を眺めていると・・・ 連れ越しに見える「黒い服のおんな」が気になった。すらりと伸びた脚、奇抜な服装、誰かを待っているのか、ひとり窓の外を眺めていた。アンニュイ、という言葉が似合う彼女はとっても髭が濃い様だった。

