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百人町

近くの法務局に来て以来、久しぶりに大久保駅に降りたった。新大久保駅へつながる通りは平日の午前だというのに変わらぬ賑わいで、イメージからか行き交う人々の半数が外国人かと思わせる雰囲気をもっている。裏通りへ入れば確かに語学専門学校も多い。


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かつて通った予備校のトイレにたつと正面にホテルの窓が見えたが、その建物らも今は無い。変わらないのは線路沿いの街で、代替わりしたものの不動産屋や飲食店が片寄せあって並んでいる。


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三春町へ

浜松から三春町へ。


今年初め、浜松駅から目的地へ向かうタクシーの中、軽い緊張を解そうと運転手に話しかけたところ、昔話は思いがけず弾んだ。帰りに鰻をご馳走になったと話すと「あの店かなぁ、おそらく・・・」と店の様子を話してくれるが此方の記憶はかなり怪しい。美味い鰻だったことは確かだ。


昔々、浜松へ下り立ったのは社会人2年目ぐらいの若造で、何とか難しい調整をやり過ごして羽田空港近くの本社へ戻った。その足で福島県の三春町へ向かいたかったのだが”付合い”がありその夜は深酒をした。上野駅から朝一番の東北新幹線に乗り込む気力だけは残っていたようだ。若いというのは、それだけで素晴らしい才能なのだから。


三春町では順調に仕事が進み、難しいと思って望んだ調整にも何とか目途がついた。昼食は近くの食堂に案内され、ここでも鰻をご馳走になった。「昨日も浜松で美味いのを食べたので、」と云えるわけも無く、唯々箸を口に運んだ。


ここは滝桜が有名らしく、テレビでは鶴瓶さんと徳光さんが地元の皆さんと語らっていた。


浜松から

浜松駅に着くと雨が降り出した。


幸いタクシーの移動中に雨は上がった。唯でさえ憂鬱な仕事なのに雨が重なると滅入る。タクシーの運転手と昔話をしている時も、若い同行者は寡黙なままだった。ここに来ていることを納得していないのか、黙っていようと決め込んだのか、まぁどちらでも構わないのだが。目的地に着く直前に美味いと評判の鰻の店を教えてもらい、少々緊張して車を降りた。


思いがけず出張目的は一時間ほどで終わり、報告を済ませて帰路に着いた。残念なことに新幹線でビールを呑むには早すぎる時間だったが。


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浜松から福島県の三春町へ移動したのは同行者より若い時だった