小森です。
全国順番に桜が開花していく、待ちに待った嬉しい季節になりましたね。
年度も新しく変わり、職場や引越し
習い事など環境の変化する人も多いこの時期。
環境が変化すると、変わった人も受け入れる側の人も、慣れるまでに何かと神経も使い、知らず知らずのうちにストレスも溜まっていきがちです。
そんな時におすすめしたい食材のひとつがセロリ
セロリのあの独特な香味成分は、精神を落ち着かせてストレスを和らげてくれる効果があることで知られていますが、生食から加熱料理、またさわやかな香りづけとしても活躍してくれますね。
セロリは歴史が古く、ヨーロッパ、地中海沿岸、エジプトなどの高冷地で自生していたといわれ、ギリシャやローマでは薬として使われていました。
日本に初めて入ってきたのは16世紀末、朝鮮出兵の時、加藤清正が持ち帰り、「清正人参」といわれていたそうです。
ただ独特の香りが嫌われて、当時は一般に普及することはなかったようです。
サラダを普通に食べるようになった昭和40年代に入って、比較的香りが弱いアメリカの品種のセロリが一般家庭でも食べるようになったんですね。
パクチーのように香りがネックで苦手とする人が多いのがセロリですが、そのセロリの特徴的な香りはアピイン、セネリン、ピラジンという成分によって作られていて、このうちアピインやセネリンがイライラやストレスによる不安、頭痛、耳鳴りを抑えて精神を和らげてくれる働きや安眠を誘う効果を持っています。
また、ピラジンは血流を改善する働きを持っていて、冷え性の解消や新陳代謝をよくする効果があります。
他にもカロテン、ビタミン、食物繊維、カリウムなどやミネラル分をバランス よく含んでいるので、抗老化作用、疲労回復、便秘予防、整腸作用、コレステロール低下作用、食欲増進、高血圧予防、むくみ解消など幅広い 効果が期待できるのが、昔から薬用として世界で重宝されてきた所以でしょう。
セロリのカロリーは、100gあたりわずか12kcalなので、ダイエット食に取りいれることにも向いています。
加えて、量は多くはありませんが、胎児の健全な成長に欠かせない葉酸も含まれているので妊婦さんにも、もちろん成長期のお子様にもおすすめです。
セロリの独特の香りや苦味が嫌いなお子様と思いますが、加熱すれば少し緩和されるので、セロリが嫌いなお子様向けには細かく刻んで、加熱調理で工夫するのが良いですよ。
セロリのカロテンやビタミン類、食物繊維などの栄養素は、茎よりも葉に多く含まれているといわれています。
葉に含まれるカロテンは、なんと茎の2倍もあります。
前述の香気成分のピラジンも、葉に豊富に含まれていることが知られています。
セロリの栄養をまるごと摂取するなら、葉は捨てることなく有効利用しましょう。
生のままサラダにするのはもちろん、細かく刻んでチャーハンやスープに入れたり、炒めもの、佃煮、おひたし、てんぷらなにするのもおすすめです。
炒めものに使うとカロテンの吸収率がアップしますよ。
セロリは1年中出回っていますが、美味しい時期は11月から5月くらいまでで、今も美味しい旬の時期。
心身を健やかに整えてくれるセロリを、ライフスタイルや環境が変化した人ほど、日ごろの食卓で活用してみてくださいね。
次回の食養生は、5月1日にアップします
それではまた!
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