小森です。
連日30度超えの夏真っ盛りになりましたが、コロナ感染も再び増えはじめ、健康管理にますます気をつけていきたいですね。
暑い中、外出を控えなければならない期間が続きますが、今の時期は家の外でも中でも熱中症や脱水症状に注意して、水分補給もしっかりしながら過ごさないといけません。
この時期、口や体の渇きを潤し、熱を冷ましてくれる身近な食材の一つがキュウリ🥒
よく冷やしたキュウリを浅漬けにしたり、もろみや味噌をつけて生でガブリと食べるのも、暑さをしのぐ夏の風物詩ですよね。
サラダはもちろん、酢の物、和え物、塩もみ、キムチと色々楽しめます。
熱を冷ますキュウリと、疲労回復に効果のある酢の組み合わせは相性抜群ですね。
ぬか漬けにすると、ビタミンB1や乳酸菌が増えるので、やはり疲労回復への有効度がアップします。
キュウリは今や定番の夏野菜ですが、原産がインド北部で、日本に伝わったのは平安時代なのだそう。
しかも本格的に栽培が盛んになったのは、意外にも昭和初期からなのだとか。
江戸時代くらいまでは、キュウリは完熟させてから食べていたため味が美味しくなく、あまり好まれなかったようで、現在のように未熟な実を食用とするようになって、広く食べられるようになったんですね。
それ以前はキュウリを好んで食べるのは、カッパくらいだったみたいです(笑)
ちなみに巻き寿司は、江戸時代まではかんぴょう巻きしかなく、戦後の苦境の中で、かんぴょうや鉄火に変わって、その辺にあるキュウリを使うことで、生まれたのがかっぱ巻きなんだそうです。
とはいえ、キュウリは古来から東洋医学でも利尿効果があり、体のほてりをとって、暑気あたりを改善する薬用として使われていました。
約95%が水分で、カリウムを豊富に含む、100gあたり約14calと低カロリーであるところから、現在でも次のような健康効果が期待できます。
🥒利尿・むくみ予防効果
🥒体内の熱の排出効果
🥒高血圧・動脈硬化要望
🥒ダイエット効果
生で食べると熱を冷ましたり、余分な水分を排出する作用に優れ、スープに入れたり、炒めるなど加熱すると利尿効果が高まります。
ただ、冷やす作用が強いだけに、胃腸が冷えやすい人は下痢の原因になるので、食べ過ぎに注意しなければなりません。
それからキュウリは食べるだけでなく、日焼けや腫物や炎症を起こした時には、キュウリでパックをしてあげると、火照りを収めたり、症状を鎮めてくれます。体にも害なく安心して使えるところが良いですね。
採れたてのキュウリはイボが尖っていますが、流通の段階でイボが次第にとれてしまうので、イボがあるかで鮮度を見分ける目安になります。(ただし品種にもよります。)
曲がっていたり、形が悪くても、鮮度が良いものはやはり美味しいですよね。
夏野菜のキュウリは、今が旬なので値段も手ごろ。
独の歯ごたえと食感を楽しみながら、体にこもった熱を上手に沈めて、酷暑を乗り切りましょう!
次回の食養生は、9月1日にアップします
それでは、また!
九州工業大学と開発した弊社の商品です🙂