今週、月に1度の読書会があった。毎回、2人が好きな本について発表する形式の読書会だ。
今回、発表した人の感想に
「つくづく、自分はセレンディップな毎日を過ごしているのだと思う。」
という一文があった。
これがどういう意味なのか気になって、あとの話がうわの空な私。その人の発表が終わって、各自が感想を言ったり、質問をする時間となるのだが、誰も「セレンディップな毎日ってどんな毎日?」と聞かない。
みんな知ってるってこと?
ええい、聞いちゃえ!
すると、英語がお得意なメンバーが
「セレンディピティ(serendipity)が元の言葉で、その意味は思いもよらなかった偶然がもたらす幸運とか、探しものをしているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること」
と説明してくれた。
発表した人が言いたかったことは、発表した本(西村京太郎の「四つの終止符」)をたどっていったら、別の本に出会い、そこからまた別の本に出会い、なんと、就職して初めのお給料で買った、花のイラストと花言葉が書いてある本につながっていったということだった。
そういうつながりを考えていくと、日常のなかにセレンディップなことがけっこうあると気が付いたそうだ。
なるほど。
その意味することはわかったけれど、自分にはそんなことって日常にあるのかな。
今週、あれこれ考えてみたけれど、思いつかない。
でも。
さっき気が付いた。
この言葉が気になっていて、
「そうだ、これについてブログに書いてみよう」と思ったことが、私にとってのセレンディップなことだ!
おあとがよろしいようで。