コロナの集団感染が、横浜港を出港したクルーズ船で起こったのは2020年のことだった。
それは、高校時代の親友Eと人生初のクルーズ旅行を予約した直後のことだった。
私たちの共通の友達が若い頃からクルーズ旅行をしていて、その良さを会うたびに熱く語っていたので、いつかは行ってみたいと2人で話していた。Eが会社を退職をして時間に余裕ができたので、「いざ、クルーズへ」と鼻息を荒くしていた、まさにその時だった。
予約したクルーズ船はイタリア船で、キャンセルしようかどうしようかと迷っているうちに、船会社から中止の連絡が入った。
思えば、コロナの正体についてまだまだ謎が多い時だった。
それからクルージングへのモチベーションもちょっと下がって、ぐずぐずしているうちにEが言い放った。
去年の10月の終わりだった。
「クルージングで海外に行くには、パスポートの有効期限が半年以上あることが条件とあったのよ。私はクルージングのためのパスポートを作ったじゃない それでね、来年の春前に旅行に行かないと、パスポートが無駄になることに気が付いた
そ、そうなの
ということで、あくまでも期限優先ということでクルーズ旅行を探したのが去年の11月くらい。その時点で、私たちの旅行日数、予算、行きたい場所にあうものが数少ない上に、いいなあと思うクルーズ旅行はほとんど人数に空きがなかった。
『コロナが5類に移行したこともあるけれど、クルージングの人気はすごいねえ』とビックリして、それからは目を皿のようにして、クルーズ旅行を探した。
こうして、『沖縄発着、沖縄・台湾をめぐるクルージング』にたどり着いたのが去年の12月の初め。
私は愛知、Eは静岡に住んでいて、沖縄までは飛行機で行かなくてはならない。本当は横浜出港がよいのだけれど、そんなことは言ってられない。
出発は2月の最終週ということで予約を済ませ、サクサク飛行機を予約した。
というのが今年1月までのお話。
『旅の楽しみが変わった』まで行きつくには、まだ先
読んでもらうにはあまりに長くなりそうなでの、今日はここまでとします。
最後まで読んでもらったのに、大事なところまで行きつかず、恐縮です。
こんなだから、クルーズ旅行もあせって決めることになるのだぞ、私