マリンディのお話にもどりましょう。
私が村に滞在していた期間に、マリンディカルチャーフェスティバルというのが開催されました。
現地のミュージシャンやダンサー、アクロバットチーム等のパフォーマンスがあります。
私は2014年の時に、モンバサカルチャーフェスティバルに行きました。
モンバサの大きな公園で開催される無料フェス。
マテラ長老初め、村のママとアリ達が出演するってことで。
おそらくフランスの政府関係かなにかがサポートしていることもあって、それはそれは完成度の高いイベントでした。
夜にはケニアの有名な大物ミュージシャンが来たり。
プロモーションだってしっかり!
そんな感じをイメージしていた私。
とりあえず、Aliさんとこのグループに出演オファーがかかったので、ミーティングに強制連行される。
実はこの日、ものすごく喧嘩をして、私は1人町へ逃走予定でした。
なのに、まぁ上手くミーティングが重なり。1人で一体ブラブラして何するの?危ないから一緒に行くんだよ~。と連行される羽目に。
ミーティング場所(っていってもMuseumの空き地)ついても、誰もいない。
Aliはケニア人としては、わりかし時間厳守する人なので、大抵待たされるのです。
30分後、相手が到着し、イベント主催している会社のオフィスへ移動。ミーティング開始。
結局暇すぎて、私はひとりブラブラしにいくことに。
(最初からそうさせてくれよ~~~)と思いつつ。
ミーティングの結果を聞いて、私の頭は混乱しました。
出演オファーが来たアーティストが、出演枠にエントリーをします。
イベントは2日開催されるが、エントリーしてからイベント当日、早朝から並んで出演可否の結果を待つ。(先着順的な?)
出演できるか否かはわからないけど、前日リハーサルをしないといけない。
優先してもらうためにちょっとお金を渡す。。。。は?
は????オファーした人に対してどーしてそんなことさせるの?
言いたいこと、聞きたいことはたくさんありましたw
でも、これがケニアでのよくある話だと。
数日後のリハーサルにお付き合い。
Aliのグループと、Salimuのグループで合同練習。
どちらのグループも相当レベル高いと思う!
ここに来る交通費さえ大変だから、お昼はそれぞれお金を出して、ウガリ粉と魚を買ってきて
即席台所を作り、公園の近所に住んでる人に調理器具借りて昼ごはんを作って食べました。
公衆の場所であんなに火を使って料理するなんて、まぁまぁないよね。笑
そして二日間無事に出演権をゲットしたのですが、、、ここからです。
まず、このショーーーー-‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ッぼイステージ。
イベントが時間通り始まるわけがなく、いつ始まるの???状態で待機。
彼ら以外にもたくさんのグループが準備をして待機していました。
それぞれ呼ばれて、演奏場所にスタンバイ。DJの音楽が流れ、マイクテストしてるような中、
皆が演奏して、終わり。
あ~~~場所の確認とかあるし、またリハーサルなんだ。
と思っていたのです。が。。。。
「きちんと見れた?」とAliさん。
「はい?さっきの本番なの?」と私
はい、ド短気な私がキレましたw
「待って!このイベントは何のためにしてるの?色々な民族の持つ音楽や文化をしってもらうためでしょ?なのに、人が演奏してるのに後ろで糞下手くそなDJが趣味の悪い音楽掛けて、下手くそなスクラッチばっかいれて!尊重ってものがないのかい!なんだこれ!」
もーーーーとまらない。私のフラストレーション!
ただでさえ、出演する側にたいする対応にどっぷり不満があったのです。
これが二日目はさらにひどい状況でした。
全ての出演者が、円になり、同時に各々演奏するという。。。。カオス。
わけがわからない。
私はもう意気消沈して海辺でぼーーーっとしてたのでした。
こんなレベルじゃそらダメだ。マリンディほんとくだらねーーーーーーーーって。
そんな私を、仲良しのチョチョが行方不明になったと思い探しまわってくれてて。
見つけてくれた時には、どっかーーーーーーーーーーーん!と不満爆発したのでした。笑
挙句の果てに、約束のはずのギャラは当初提示されていた金額の半額しか貰えず。
担当者が代わっていて、おそらくポケットに入れられている。と皆怒っていました。
本当に理不尽。でも、これがココのやり方なのです。
優しい心はとても大切。でも生き残る人はこういう汚い人なのです。
皆のこと考えると悔しくて、怒り爆発のち泣きかけるという情緒不安定な私。
帰りは皆にたくさんの疑問をぶつけながら帰宅しましたとさ。。。
「Sarah~~~僕たちは慣れっこだから、もう怒らなくていいよ。おいしいモノ食べて帰ろう~!」となだめてくれる皆。笑
帰りしな、トゥクトゥクから足がたくさん出てる!と思ったらチョチョ達でしたw
Miss u guys!!!!