演劇体験教室 第8回 手話狂言 | 社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

1980年設立。おかげさまで2020年4月に創立40周年となります。
江副悟史代表のもと、ろう者18名、聴者1名で活動しています。
手話狂言、視覚演劇、ムーブメントシアター、手話教室、視覚ワークショップ等...
東京都品川区のトット文化館を拠点に活動を展開しています

30年近くのキャリアを持つ小泉文子講師による手話狂言。


2時間で狂言を体験してもらおう、という欲張りな企画にも関わらず

11名の参加者が集まってくれました。


全員、手話狂言をご覧になったことがあるそうで有難うございます。。と感謝しつつ開始。



社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団


1.礼に始まり礼に終わる。


座り方、礼の仕方、扇の出し入れ、立ち座りの一連の動作、構え。



社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

綺麗な座り方、立ち方って難しい。。


2.運び、というのは歩き方のこと。

まっすぐ歩いたり、角度を付けて歩いたり。。



社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

3.型。。。決まれば綺麗な身体に。笑。


基本中の基本の型。

太郎冠者が主人から命令されて「ハイ」と返事をする時の型。

「かしこまってござる」と言いながら。


社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団
輪になって腰をおろします。。。


「さらば」「安心した」という表現も習いました。


4.道行き。みちゆき。 

これも狂言の基本の基本。

登場し、「名乗り座」で自分の説明をして、舞台をぐるっと歩き、あるところへ到着。

この一連の動きを。


その前に、定番のセリフを練習。

「このあたりの者でござる。今すぐ参ろう」というセリフを皆で。


社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

手話狂言のセリフは定番になっているものは表現も固まっています。

一つ一つは簡単なんですが奥が深い。。。



社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

雰囲気が出るように、舞台の形をテープで仕切りました。



社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団


最後に、主人と太郎冠者の会話。

主人が太郎冠者を呼び出す一連の動き。

これも狂言の定番ですね。



社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団
タイミングを合わせるのが難しい。。。


こうして狂言を2時間たっぷり体験していただきました。

難しい中にも面白さを知っていただければ幸いです。