前回:Ⅰ‐(46)

「ウエスタンリバー鉄道」



ディズニー社の創設である天才ウォルトが

子供のころから憧れていたのが、

鉄道でした。

鉄道マニアと言ってもいいでしょう。



確かに男の子の多くは、“プラレール”を

夢中になって遊びますよね。



ウォルトの少年期、最も楽しかったマーセリーン

で過ごしていた時代、伯父さんが走らせていた蒸気機関車が

今来るか、今来るかと待っていたそうです。



まだ、会社が借金まみれな1940年代末、

ミニチア(8分の1)の鉄道を敷設するため、広い自宅を

購入し、実際に「キャロルウッド・パシフィック鉄道」を

作ってしまいました。



ウォルトは、汽車に対して、神秘的ともいえる

不思議な魅力を感じていたのでしょう。



このミニチアの鉄道の開設時代、

「ディズニーランド」構想を少しずつ

外部に漏らし始めた時期でもあります。



当たり前の帰結かもしれませんが、

「ディズニーランド」にも!

私は、「ディズニーランド」は、

ウォルトのおもちゃ箱だと思っています。



カリフォルニアのディズニーランドにいくと

そのウォルトの気持を強く感じることができます。



その気持をもっとも感じることができるのが、

この蒸気機関車です。

東京ディズーランド以上にそれを

ディズニーランドでは感じます。

To be continue

【次回 ~鉄道員の毎日



ディズニー教育のキャリアを活かす!

~顧客満足構築研修~



















前回:ディズニーから学ぶⅠ‐(38)

「夜の魔術師の工夫」



※「白い魔術師たちの気持ち」は次回掲載いたします。



2009年も終わりですね。

みなさんはどのようにお過ごしですか?



2009年の最後のブログは、

私の20代のTDLでの大晦日の様子を

いくつかご紹介します。



1983年のTDLのグランドオープンから数年間は

元日の“AM2:00”までの運営が数年続いていました。

最初は、オールナイトの運営のノウハウに自信がなかったのか、

経営人にゲストが来てくれるか自信がなかったのか、わかりませんが。



当時と今の大きな違いは、

オールナイトで運営していなかった点だけはありません。



今みたいに特別チケットは必要ありませんでしたし、

各ステージショーに芸能人を呼んで

カウントダウンを行っていました。

パークの外側には、数日前からテントが張られ、

ゲストがなんとか入園しようとガンバッテいましたし、

カウントダウンパレードやショーを見るため、

大晦日の開園時から場所取りが始まります。

“AM10:00”開演ですから14時間以上待っているんですよ!

だいたい、場所を取っているのは“お父さん”や

“おじいちゃん”“おばあちゃん”ですね。

カウントダウンが終わると、

ぐったりしたゲストが温かいレストランやアトラクションの出口で

寝ています。

起こすのもかわいそうなので、運営に支障がない限り、

寝かしておいてあげました。

それは、今も同じでしょうか?



20代の大晦日では、ジャングルクルーズ、

ゲストコントロール(カウントダウンパレードのコントロール)、

カヌー、カリブの海賊と様々な経験しました。

一番辛かったのは、カリブの海賊の

アンロード(下船する場所)でカウントダウンを迎えることですね。

その時間になると、誰も乗っていないので、ただ、ボートを

送る作業だけの繰り返しです。

寂しいですよ。

それでもインカム(施設専用電話)で女性キャストから

「おめでとう!」と連絡があった時は、うれしかった~。



しかし、一番思い出深いのは、やはり、ジャングルクルーズです。

ずいぶん前のブログにも書きましたが当時は、

今よりも寒かったと思います。

そして、気温が3℃を下回るとジャングルクルーズは運営を中止します。

そのため、夜の11:00を過ぎるとだいたい中止になっていました。

その間も、キャストは帰さずに、待機となるので、後は、

そのメンバーとお祭りですね。

私がワーキングリード(責任者)の時は、

運営が中止の間、お城の前で行われるカウントダウンパレードや

ステージショーをキャストに観に行くことを許していました。

(アドベンチャーランドのエリア内から)



後は、年が明けると、持ち寄った“つまみ?”と飲み物で

乾杯!と、本当に半分お祭りのようなものでした。

ポップコーンを売っている女性から○○○の

差し入れや、

他のアトラクションの女性キャストから“おせち”の差し入れもありました。

※今はないのでしょうか。

  そこから恋が生まれるケースも。



事務所には段ボール箱にいっぱいにミカンがあり、

自由にとって食べることができました。



外は寒かったのですが、お祭りムードが

あったため、マインド的には、温かかった

思い出だけが残っています。

上司や先輩、同僚、後輩、恋人様々なキャストと

一緒に祝うことができるのですから。



それぞれの大晦日、元旦(元日の朝)、元日、

新年があると思いますが、

皆さまにとって

2010年がいい年でありますように!!!

To be continue

【次回 ~夜の白い魔術師の気持ち



ディズニー教育のキャリアを活かす!

~CSは、JS(働きがい)から~

























前回:ディズニーから学ぶⅠ‐(22)

「ウエスタンランドで学んだこと」



約3年のウエスタンランドでの生活後、ジャングルクルーズ

復帰が決まりました。

本当にうれしかったです!



ジャングルクルーズの責任者の魅力は、

① 1日をとおして忙しく、何が起こるかわからない

② 200名近い男を統率する

③ ディズニーランドでジャングルクルーズの

  ワーキングリードをやっていた男が

  ウィルト・ディズニー・アトラクションズの

  現役社長(CEO)という誇り

④ ディズニーのショーでは、稀な

  キャストが主役に近いこと

⑤ 自分の社会人としての出発点

⑥ 笑わせることにすべてをかける仲間

など、さまざまあります。





3年ぶりに戻ると、一般キャストは、準社員(アルバイト)

だけになっていました。

3年前に準社員をしていたメンバーも数人残っていましたが、

ほとんど知らないメンバーです。



施設そのものは、全く変化はありませんでした。

しかし、半年後にエンハンスメント(価値を高める工事)が

行われ、現在の入口のような塔が建つようになりました。

“バックグランド・ストーリー”も追加されました。



バックグランド・ストーリーとは、施設に架空の物語を

与えることです。

この物語にあった建物・設備・小道具がデザインされます。

キャストもその物語に沿って、役割を演じるわけです。

To be continue

【次回 ~ワーキングリードの一日

ディズニー教育のキャリアを活かす!

~ホスピタリティとは?(思いやりから生まれるもの)~