日本海縦断1500キロの記憶 | キハのひまつぶし研究室

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何週間か前の話ですが、家の中を掻き回していたら、昔購入した冊子が出てきました。

以前書いたことがあるのですが、トワイライトエクスプレスには苦いおもいでがあり、それを清算しきれずに廃止されてしまいました。しかし、2度乗ったうちの2回目、確か2012年だったかと思いますが、乗車記念として残しておくために買ったのでしょう。

開いてみると、車内案内、車窓案内、主要駅の通過時刻のほか、通過する全ての駅も掲載されています。

私は昔から、駅名を覚えるのが好きで、地元の北海道内や東海道本線など、いろいろな路線の駅名を暗記していました。北海道内だと最近は廃止駅が多く、その情報を追うのが面倒なのと、本州では新設された駅があり、やはりそれを追いきれておらず、忘れてしまった路線も多いです。

ですが、今回このような冊子が見つかったので、1ヶ月前にも北陸本線に乗ったからというのもあり、トワイライトエクスプレスの運行経路の通過駅を全て暗記してみようと思っています。

現在は、当時とは駅名が変更されていたり、新設された駅がいくつかありますが、当時の駅で暗記しようと思います。例えば、石川県にある「能美根上(のみねあがり)」という駅は、当時「寺井」という名前だったので、「寺井」で覚えます。大阪府には現在「JR総持寺(じぇいあーるそうじじ)」という駅がありますが、当時はなかったので、それは入れないことにします。

さらに古い時代だと、京都府の桂川駅、大阪府の島本駅がまだ開業していなかったり、滋賀県の大津京駅が西大津駅、おごと温泉駅が雄琴駅という名前だったりします。また、北海道に旭浜という駅がありましたが、私が乗った時にはすでに廃止されていたようです。そういう変遷を見るのも面白いですが、あくまで冊子の通りの暗記です。

ただし、一点だけ、誤植と言って良いかどうか微妙なところですが、滋賀県にある「蓬萊」という名前の駅が、冊子では「蓬莱」と表記されています。微妙な違いなのであまり気にする必要はないかと思いますが、時刻表に書かれている「蓬萊」表記が正しいと思われるので、そちらで覚えます。

今回、冊子を読んで知ったのですが、函館本線大沼-森間の経路が、上り列車(大阪行)では渡島砂原(おしまさわら)駅経由になっています。客車を牽引するディーゼル機関車の力では、駒ヶ岳駅経由だと勾配が急なためにのぼりきれないため、遠回りになるけれども、勾配があまり急ではない砂原経由で運行されていたようです。

急行はまなすの上り列車が砂原経由であることは知っていましたが、トワイライトエクスプレスもそうだとは気づきませんでした。実際に乗ったはずなのですが…。

実際に当時の時刻表を見ると、確かに上り列車は砂原経由で書かれています。しかし、同じディーゼル機関車が牽引する北斗星の上り列車は、何故か勾配のきつい駒ヶ岳経由になっています。これは大いに謎。

とにかく、函館本線では、トワイライトエクスプレスだと下りと上りで別経路の駅を覚えなければならないということです。


現時点で、大阪駅から新潟県の長岡駅まで覚えましたが、距離にすると500kmちょっと。全区間でおよそ1500km(下り列車が約1495km、上り列車が約1508km)なので、単純に考えればまだ3分の1ぐらいしか覚えていないことになります。まだ先は非常に長いですが、頑張りたいと思います。