キハのひまつぶし研究室

キハのひまつぶし研究室

無意味なブログ。
無意味なことに価値を見出そうという路線で運行中。

私としては、少々鉄分の多い記事です。

 

現在、私の推しの鉄道車両はJR北海道のキハ201です。非電化区間を走れるディーゼルカーは、だいたいローカル線で走るものですが、この車両は都市部でみられるような通勤型電車のようなロングシートの車両です。札幌近郊の列車はほとんどが電車で運行されていますが、たまにこのキハ201系ディーゼルカーで運行される列車があります。

ディーゼルエンジンの音が、これから遠くまで行くというワクワク感を掻き立てるのですが、車内の雰囲気が都会的な通勤電車というミスマッチが面白く感じられます。

 

今回、キハ201系で運行されている、日本では唯一無二の列車に乗るため、5月24日に倶知安へ向かいました。札幌始発17時50分の倶知安行き快速ニセコライナーに乗車しましたが、この日は所用のため手稲から乗車。

キハ201系のD-104とD-102を併結した6両編成でした。通勤ディーゼルカーで石狩湾を眺めながらくねくねした海岸線を進み、小樽に到着。後ろ側のD-102編成はここで切り離します。ここで切り離された方の編成はその後どのような運用になるのでしょう。今度機会があれば調べてみることにします。

 

倶知安まではD-104のみの3両編成です。余市あたりまでそこそこ座席は埋まっていましたが、そこから先は乗客は疎ら。通勤ディーゼルカーは暗くなった山の中を走り、20時前ぐらいに倶知安に到着。

新幹線の工事中ですが、開業するのはいつになるやら。私としては開業してくれてもしてくれなくてもどちらでもいいのですがね。

 

駅前のビジネスホテルで1泊します。

朝、ホテルの部屋から羊蹄山らしき山が見えましたが、大部分が雲に覆われていました。

 

朝6時19分発倶知安始発札幌行き普通列車に乗り込みます。こちらが今回の目的の列車です。昨日乗ってきたD-104編成が待っていました。

 

定刻より少し列車が遅れて小樽に到着。

この列車の何が唯一無二かというと、ディーゼルカーでありながら、電車と併結することです。このキハ201系がそのために開発された車両らしいです。過去には日本各地で電車とディーゼルカーを併結した列車が運行されていたようですが、一般的にディーゼルカーの方が電車よりも性能が劣るため、電車の側がディーゼルカーの性能に合わせていたようです。しかしこのキハ201系は電車と遜色ない性能があるため、あまりスピードを落とさず、朝の通勤列車としてこのような運行をすることが可能になっているのです。それほどメリットがなかったのか、この列車でしか見られませんが…。

今回併結の相手方は731系電車のG-120編成でした。小樽からは731系とキハ201系の協調運転です。今回はキハ201系側に乗車しましたが、電車と併結したことにより加速の仕方などがどう違うのかがちょっとよくわかりませんでした。今後、倶知安までは行かずとも、小樽からこの列車の731系側に乗って、乗り心地を比較してみたいと思います。

 

8時18分、札幌に到着。

ここで前3両の731系G-120編成と切り離され、731系はそのまま普通列車として苫小牧まで行きます。キハ201系D-104編成は苗穂運転所まで回送されます。

私は一旦家に帰るようなことはせずに、そのまま職場に出勤しました。この列車に乗れば、倶知安からでも札幌に通勤できるということを体験できました。朝がかなり早かったので、そこがつらいところではありましたが。