前回からの続きです。
敦賀で新潟までの乗車券を購入。ここから北上し、途中下車を繰り返すことにします。
普通列車に乗り、9時30分ごろ鯖江で下車。
日本のめがねフレームの生産でおよそ9割のシェアを誇る鯖江市です。改札の上に「めがねのまちさばえ」と書かれています。
駅前の広場にも「めがねのまちさばえ」。近松門左衛門の出身地でもあるようです。
駅の観光案内所に眼鏡店が併設されています。
線路をくぐるための地下歩道。ここから先はめがねストリートと命名されています。この道をまっすぐ行った先にめがねミュージアムがあります。
めがねストリートの途中にある信用金庫の支店でも「めがねのまちさばえ」
めがね型のベンチ。
上の写真の高い建物がめがね会館で、その1階にめがねミュージアムがあります。入場無料。
眼鏡店やめがねづくり体験なんかもありますが、そこまで時間を割いていられないのでミュージアムの展示だけ見ることにします。それほど大規模なものではありません。眼鏡の歴史やら眼鏡の作り方など。眼鏡の形状がどのように変化していったのか、実物の眼鏡が展示されているのは見ごたえがありました。
明治時代、このあたりの農村に増永五左衛門という豪農がいて、冬の農閑期でも村の収入源になるような産業を興したいと考え、弟の幸八の提案により、福井県でのめがね生産が始まったということらしいです。一からの出発なので大変な苦労があったようですが、今や福井県の主要産業の一つになっています。私が今かけている眼鏡には「MADE IN JAPAN」と書かれており、素材はチタンです。まず間違いなく福井県産かと思います。
鯖江駅からまた普通列車で北上。越前花堂(えちぜんはなんどう)駅で降ります。ここから越美北線に乗り換えるのですが、乗り換え時間が長かったため、近くのショッピングセンターで昼食。名物のソースカツ丼を食べました。
ここから別途、越前大野までの乗車券を購入。越美北線の乗り場は、開業を待つ北陸新幹線の高架をくぐったところにあります。
14時前ごろ、越前大野駅に到着。
駅からしばらく歩いた場所にイトヨという魚の生息地があります。水のきれいなところにしか住めない魚ということなのでしょうか。しかし池をのぞいてみてもそれらしい魚の姿は見当たりませんでした。時期によるのでしょうか。近くに展示施設がありましたが、残念ながら月曜日は休館でした。
展示施設の壁に写真が掲げられていました。この魚がイトヨでしょうか。
その後、歴史博物館へ行き、見学後は越前大野城へ。
またお前か。やはり白衣を着た恐竜がいました。
上のほうに小さく城が写っています。気象条件がそろえば雲海の上に城が聳えたっているような、「天空の城」になるらしいのですが、よほど運がよくないとそのような光景は見られないと思います。
この町の歴史がよくわからなかったのですが、土井氏が藩主になったり松平氏が藩主になったり、しかし城を築いたのは土井氏でも松平氏でもないらしい。領主が何回も変わったのでしょうか。
ここから勝山市に向かいます。当初、道路地図でいうとそれほど遠くなかったので、勝山までは歩いて行くつもりだったのですが、勝山行きのバスがあったので、それに乗ることにしました。
次回へ続く。