高松宮記念の見どころ
今年の高松宮記念は群雄割拠の戦国スプリント!
今週からいよいよ春G1が本格スタート!
まずは24日、中京競馬場で春のスプリント王を決める高松宮記念(G1、芝1200m)が行われる。昨年のJRA最優秀短距離馬ファインニードルが引退し、
まさに群雄割拠の戦国時代となったスプリント戦線。主役候補1番手は、
京阪杯→シルクロードSと1200メートルの重賞を連勝中のダノンスマッシュ
(牡4、安田隆)だろう。朝日杯FS5着、NHKマイルCでも0秒4差7着と、
マイル戦線でもまずまずの成績を残してきたが、スプリント路線に転向してから
本領発揮。ここまで4戦3勝、2着1回とほぼ完璧な成績を残している。
父ロードカナロアも2013年に制したこのレースで、一気に頂点を狙う。
これに対抗するのが、オーシャンSで重賞初制覇を飾ったモズスーパーフレア
(牝4、音無)だ。2走前のカーバンクルSと同様に好スタートからハナを切り、
他馬を寄せ付けない完勝だった。2走とも昨年の高松宮記念3着馬・ナックビーナスを2着に負かしている点も、ポイントが高い。
阪急杯2着で健在ぶりを見せつけたレッツゴードンキ(牝7、梅田)も、
もちろん侮れない。このレースで2年連続2着という実績馬だし、
どこからでも競馬できる強みもある。あとは巻き返しを期すナックビーナス、
復活の兆しを見せるロジクライ(牡6、須貝)、前走・阪急杯では1番人気を裏切ったが、まだ見限れないミスターメロディ(牡4、藤原英)、
さらにラブカンプー(牝4)、ダイメイフジ(牡5)、
ダイメイプリンセス(牝6)と3頭が出走する森田勢にも注意が必要だ。
高松宮記念調教採点
1位 ダノンスマッシュ S
栗東坂路で楽々と4ハロン51秒3。見るからに軽快な動き
2位 モズスーパーフレア S
しっかりと気合をつけられ4ハロン49秒2。さすがのスピード
3位 ナックビーナス A
前脚をしっかりと伸ばしたパワフルな走り。好調維持している
<高松宮記念>
中京競馬場改修後の12年から過去7年の傾向を振り返る。
★1番人気 1番人気が【2・0・3・2】、2番人気が【2・3・0・2】で連対率71・4%の2番人気が優勢。他では3、4、5番人気が1勝ずつを挙げており、6番人気以下は勝利がない。
★騎手 岩田康騎手は【1・2・1・2】で連対率50・0%、複勝率66・7%の数字を残している。今年は2年連続2着のレッツゴードンキと挑む。
★年齢 5歳馬が最多の4勝を挙げ、【4・2・2・24】で連対率、複勝率もトップ。今年はダイメイフジ、デアレガーロが登録。
★前走 前走別ではシルクロードS組が3勝、阪急杯組が2勝、オーシャンS、香港G1(チェアマンズスプリントプライズ)が1勝となっている。今年はシルクロードSからアレスバローズ、セイウンコウセイ、ダノンスマッシュ、ティーハーフが出走する。