馬の腸は「二階建て」〜”疝痛”の話 | 馬術稽古研究会

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従来の競技馬術にとらわれない、オルタナティブな乗馬の楽しみ方として、身体の動きそのものに着目した「馬術の稽古法」を研究しています。

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大変ためになる記事だと思いますので、
リブログさせて頂きます。m(_ _)m






馬の死亡原因の多くを占める「疝痛」。
厳密にいうと、疝痛は病名ではなく、
腹痛の症状全般をさす言葉です。

長く馬に関わっている方なら、これで愛馬を失ったというような経験も一度や二度ではないのではないかと思いますが、

その原因は多岐に渡り、死後に解剖でもしない限り「こうだったんじゃないか」という話で終わることも多いものですし、

たとえわかったとしても、馬のお腹の内部で起こっているものに対して物理的に働きかけることは資金的にも設備的にも一般の施設では難しいですから、

治療といっても出来ることは鎮痛剤に水分補給、あとはマッサージや昔ながらの引き運動くらいで、

結局は「患者本人(馬)の治癒力に賭ける」という形で、一晩中ただ回復を祈るだけ、というような感じになることがほとんどだと思います。


  記事にあるようなことを知っておくだけでも、少しでも早期発見して、いたずらに体力消耗させたり、脱水や腸捻転などを起こすことを防ぐことが出来る可能性が高まるのではないかと思います。