原油価格の高騰の原因 | 木下顕伸の日本・中東・世界情勢の解説

木下顕伸の日本・中東・世界情勢の解説

中東情勢を理解すると世界がわかる!日本人は中東問題に無関心だが石油の輸入依存は周知。中東問題、欧米・ロシア・アジアとの関係は、理解不能でも石油利権の考察で、複雑な関係は理解できる。そして、世界から見た日本のあり方も見えてくる。

アジアの原油需要回復は幻か、OPECプラスは注視を

 

1.イラクの原油輸出における割合の大きな輸入国は中国インドである。

 

2.日本がイラクに支援や投資をしている割合に比べれば輸入量はほんのわずかである。

 

3.高騰の原因はやはり中国の輸入量の増大であると考える。

ただし、 OPEC プラス1が減産調整をしている以上供給が少なくなるのは当然であり、冬場に来て 需要が増える時期に供給が少なくなれば当然原油価格は上がる。

 

4. 需要と供給のバランスを考えなきゃいけない。

供給が少なくなれば当然 原油価格は上がる。

 

5.原油価格が上がれば ドルの価格も上がる。

なぜなら原油の取引 には基軸通貨のドルが必要になるからである。

 

6.ドルが高くなれば 産油国通貨は安くなる。

 

7.日本の ガソリンの価格は今高くなっている。

 しかし、ガソリンの価格は税金が半分以上を占めている 。

この税金は特別会計である この特別会計の詳細を見ることも必要であろう。