アポテーケ2021 | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

アポテーケ2021

同窓会やら休肝日やらでしばらく遠ざかっていたが、久しぶりに自宅でリースリングを開けた。

モーゼルのアンスガー・クリュッセラート醸造所、トリッテンハイマー・アポテーケ・リースリング・トロッケン。

残念ながら手に入らなかった2020ヴィンテージを飛び越しての2021年産。

 


 

外観は黄色がかったレモンイエロー。

蜜入りリンゴ、黄桃、パイナップル、マンゴーなど熟した黄色いフルーツの香りに、柑橘のアクセント。

 

ジューシーでぎっしり身の詰まった果実味、輪郭は丸いがボリューム豊かで余韻へと持続する酸、

平板ながらも存在感充分な柑橘の薄皮系ミネラル味、そして木樽感。実にクオリティが高い。

強いて言えば果実の旨味が、良く乗った年に比べるとちょっと足りないか。

それでもサッパリとした柑橘感のある飲み口とミネラリッシュな余韻が心地良い。

 

 

抜栓2日目。初日より果実の旨味が引っ込んだぶん、柑橘感が増してやや素っ気無い味わいに。

まぁ初日以降、ちょっと尻すぼみになる傾向は相変わらずと言ったところ。89/100
(過去のヴィンテージ→201920182017201620152014201320122011201020092008

 

2021 Trittenheimer Apotheke Riesling Qualitaetswein trocken

Weingut Ansgar Cluesserath (Trittenheim/Mosel)
A P Nr 3 607 269 11 22,Alc 11.5%vol