ガンツホルン2019 | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

ガンツホルン2019

お盆休みの3日目は、台風が関西を縦断して生憎の大荒れ。

お寺にもお墓にも行けないので行事は延期して

今日は丸1日家に引き籠って稼業に関わる諸々の雑用を片付ける事に没頭。あとはちょっとご褒美のワインを。

レープホルツ醸造所の2019年産ジーベルディンゲン・イム・ゾンネンシャインのガンツホルンGG。

3年前に買った時は輸送の途中で破損してしまい、これは去年改めて入手したもの。


 

黄色がかったレモンイエロー。アプリコットやリンゴ系の果実、アスファルトっぽい土が香るが、やや閉じ気味。

実入りはしっかりしているがスマートな果実味、ビシッと筋金の入った伸びる酸、フラットで淡白なミネラル感。

絶えず鉛筆の芯っぽい風味や清涼感のあるハーブの風味がある。極辛口。

口に運べば運ぶほどに無機質なミネラル味の存在感が増す。

 

う~ん、相変わらず難解だなぁ...元々こんなワインなのか

或いは時期的に閉じつつあってこんな時期に開けるものではないのか、判断しかねるが

2年半前に飲んだ同じ2019年産カスタニエンブッシュの時と同じで、「これのどこが美味いの?」という味わい。

2杯目に入ると少し風向きが変わって来る。より引き締まってシャープな味わい。

 

 

抜栓2日目。若干果実味が前に出てミネラル感が引っ込み、酸とのバランスが良くなる。

それでもちょっと小ぢんまりと纏まり過ぎかなぁ。

いずれにしても先が有る無しに関わらず、この時期に開けても全貌は全然掴めないので勿体無い。

抜栓4日目。ちょっとヒネたスパイシーな風味とシャープな酸が健在。87/100
(過去のヴィンテージ→2018年産2016年産2012年産2011年産2010年産2009年産2008年産

 

2019 Siebeldingen Im Sonnenschein ”Ganz Horn“ Riesling trocken Grosses Gewaechs

Weingut Oekonomierat Rebholz (Siebeldingen/Pfalz)
A P Nr 5 069 105 0019 20,Alc 12.5%vol