硬くて引き締まったハルガンス | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

硬くて引き締まったハルガンス

エムリッヒ・シェーンレーバー醸造所の2種類の辛口オルツヴァィン、ハルガンスとフリュータウ。

入手ルートの関係で最近フリュータウの方がなかなか手に入らないのだが...

醸造所のネットショップでも売り切れているので、フリュータウの方が人気あるのかな?

柔らかくて親しみ易いフリュータウと、硬くて少々取っ付き難いハルガンス...好みはと言えば断然後者である。

そんな2021年産モンツィンガー・リースリング・トロッケン「ハルガンス」。

 


 

少し緑色がかった輝きのあるレモンイエロー。注いだグラス壁には細かい気泡がビッシリ付着。

熟したリンゴやアプリコット、マンゴー、黄桃などリッチな果実香。

 

果実味は中肉だが硬く引き締まった印象。酸も負けじと凝縮感があって、果実味と酸の力関係は拮抗している。

この両者よりも存在感のあるミネラル味は石っぽくて硬く、骨格感があって、意外に重くなく

ホロ苦い苦汁系の余韻が舌の上に持続する。

伸びはそれ程でもないが酸が良い仕事をしているのか、引き締まった切れの良い味わい。

 

抜栓6日目。微かにフローラルなニュアンスあり。

相変わらず凝縮感のある酸とミネラル感が拮抗していて飲み応え充分。87/100

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2021 Monzinger Riesling Qualitaetswein trocken - Halgans -

Weingut Emrich-Schoenleber (Monzingen/Nahe)
A P Nr 7 748 066 33 22,Alc 12%vol