トロピカルでミネラリッシュ | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

トロピカルでミネラリッシュ

今夜はエムリッヒ・シェーンレーバー醸造所の2019年産モンツィンガー・リースリング・トロッケン「ハルガンス」。

リースリングだけが植えられている特級畑、ハーレンベルクの辛口セカンドラベル。

 


 

黄色がかったレモンイエロー。グラス底を曇らせるように非常に細かい気泡が付着。

マンゴーやパイナップル、熟した黄桃を思わせるトロピカルでかなり上質の果実香。

 

香りに違わずジューシーで凝縮感のある果実味。

量感のある酸は背後に控えて果実味とのバランスを保っているが、若干分離傾向。

果実味と酸が主張している間は目立たないが、終盤にかけて舌の上を収斂する苦汁系のミネラル味。

どことなく塩味も。果実感も鉱物感も両方しっかり愉しめて、素直に「ウマ~」って思える1本。

 

抜栓2~3日目は若干ペトローリーで、若干残糖多めに、よりミネラリッシュに感じるのは酸が後退したせいか。

抜栓7日目。全体に纏まって実にミネラリッシュ。87/100

(過去のヴィンテージ→20182017201620152014201320122010200920082007

 


2019 Monzinger Riesling Qualitaetswein trocken - Halgans -

Weingut Emrich-Schoenleber (Monzingen/Nahe)

A P Nr 7 748 066 11 20,Alc 12.5%vol,19.90€