気付けの秀酸
ちょっと蒸し暑くなって来た。
疲れて帰宅してひとっ風呂浴びたらとにかくサッパリしたくて、口はザール産らしい強烈なヤツを求めている。
まぁ一種の気付け薬みたいなものかな...選んだのはシュテファン・ミュラー醸造所の
2020年産クレットナッヒャー・オイヒャリウスベルク・リースリング・シュペートレーゼ・トロッケン。
スクリューキャップ。軽く緑色がかったライムイエロー。細かい気泡が所々斑状にパラパラ付着。
やや熟し気味の柑橘や青リンゴの香りに鉱物のニュアンス。
期待通りに、いやそれ以上にシャープで伸びの良い酸が舌にビリビリ刺激的。果実味はスマート。
酸が突っ走っているのでミネラル感の吟味もままならない。グレープフルーツにレモンを足したような味わい。
いや~、ほんまサッパリする。
開栓2日目も口当たりから余韻に至るまでシャープで力強い酸が全開。
開栓5日目になると結構塩味っぽいミネラル感があるのが判る。
もちろん酸だけではないのだが、最後のひと口までインパクトのある酸...素晴らしいなぁ。87/100
2020 Krettnacher Euchariusberg Riesling Spaetlese trocken
Weingut Stefan Mueller (Konz-Krettnach/Saar)
A P Nr 3 525 542 02 21,Alc 11%vol