柏餅にみる包装の感性 | ジェイのブログ

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知人とともに、数十年ぶりに共用品推進機構を訪ねた。専務理事の星川安之氏は開口一番、「柏餅を包んだ柏の葉は、中の餡がツブとコシで違うのですよ」と話され、驚いた。共同品の思考を伝える象徴として、また包装に表れたものとして紹介してくれたのであろう。
葉の表面と、葉脈のはっきりと表れた裏面とは見た目以上に触感の違いがはっきりと表れる。そこが共用品の思想であり、また日本人らしい区別の仕方であると感心する。

これまで(表示で選んでいたので)全く意識したことはなかったが、これからは店頭で(触ることはむずかしかろうが)良く見てみたいと思う。
どちらかが裏で、どちらが表で店や地方によっても違うようである。ただし、そうした包装の心遣いをすっかりと忘れている店や、流通などもなくはないかもしれない。