昨年より遅れましたが、ようやく花切(花穂整形)を行うことが出来ました。
整形前の花穂です
これを先端から3cm~4cmまでを残して、花穂を切っていきます。
私は、今回は粒は少なめの30粒になるようにします。
花穂を一車と呼びますが、4段12車以下を目安に摘車していきます。
少し少なめに整形しましたが、粒を大きくするために敢えて少なくしています。
ちなみに下に2つの花穂を残しているのは、フルメットとジベレリンの処理の為です。
1回目の種無し処理を行った時に、1つ目を切り落とし、
2回目の種無し処理を行った時に、2つ目を切り落とし
2回やったよという目印のために敢えて残しておきます。
ハサミの先端に3cmと4cmの印がついているので、その長さになるように切っていきます。
花穂の先端に白い小さな花が咲いています。
これが、シャインマスカットの花になります。
根元の方から開花して、先端の方へと開花が進んでいきます。
先端の開花を確認したら、それから3日以内にフルメットとジベレリン混合液に浸して
種無し処理を行います。
早すぎても、遅すぎてもダメなので、毎日確認してやる必要があります。
開花の満開から3日後まで第1回目の種無し処理
そして2週間後には第2回目の種無し処理を行ってしまえば一通り安心です。
ですので、これから2週間は毎日園地に赴いてお世話しなければなりません。
今日中に、一応の花切(花穂整形)は済ませましたので
あとはツル切りと、花穂から先端の葉っぱを6枚から7枚を維持するように
先端処理の摘芯と副梢の管理を行うのを続けます。
ある程度の時間を経て、害虫やカビの着き具合を確認しつつ
防除作業も行います。
袋を掛けるまでは、あまり強い農薬を使うと、ぶどうの粒に薬害が出てしまうので
慎重に農薬の濃度管理と散布タイミングを見払わなければなりません。
そんな感じで、ようやくシャインマスカット園地の作業を行うことが出来ました。
本日も最後まで御覧いただきましてありがとうございました。