フェイクとファクトチェックという能力 | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

 

人間の進歩に於いて最も必要とされるのは識字力

 

そして国家繁栄の為の最たる指標ともされる識字率。

 

 

生まれてきて、社会に適応して生きていく為には、

 

自分を助けてくれる最も近しき援助者たる親という存在を見分け

 

自分の為になる人々の言う事を素直に聞き入れ、そして援助者の意図を理解し、

 

また、それを真似てみて

 

更に理解を深めて、言わんとすることを率先して行いさし示し、

 

結果として信頼関係を構築していくという作業を幼児期から日々積み重ね行いながら

 

自分が息がしやすいように、暮らしやすいようにと努力をし続けていくのが

 

人間の自我が目覚めてから導かれし生存し続けるという生存競争と云う

 

宿命や運命などと云う生き方でもあり

 

その中で、もっとも生き易いと感じるのは、

 

最頻値的な考え方と発言をすることであることは、

 

令和の時代になって多くの人が認識するようになってきました。

 

つまり、ユーチューブ界隈で有名なひろゆきさんのような人です。

 

最高値の頭脳を持っていてもアインシュタインのように子供の頃は、

 

小学6年生までおねしょが続いたり、言う事や考えが突飛過ぎて

 

周りの人々に理解されずに孤独に苦しみ

 

晩年はその言っていることを理解してくれる理解者が現れ、

 

そして徐々に時代が追い付いてきたことによって理解者が増えた事によって

 

彼は救われていきましたが、

 

それまでは、後に天才と称される本人にとっては、息苦しかった人生の時間だったかと思います。

 

また、それとは逆に境界知能水準を彷徨う方々は、よく書籍でも紹介されるように、

 

犯罪をしたくてやっているのではなく、

 

やった結果の先読みが出来ずに自ずと警察沙汰に巻き込まれてしまったり、

 

善悪の判断や倫理の境界や道徳の境界の見分けがつかなかったりと云う事によって

 

社会のはじきものになってしまうことがよくある訳です。

 

 

だからと云って平均値的な生き方では、

 

ルサンチマンと云うひがみ妄想的な承認欲求が芽生えてしまい

 

それもそれで、生き辛さを感じてしまうから、

 

やはり居心地がいい世界を自ら形成するには

 

最頻値的考え、

 

みんなの流行に乗って流されて生きて行くことが最も楽で安寧に没し

 

ぬるま湯に浸かるの如くの気持ちで居られるのかもしれません。

 

 

これを選択するには、幼少期からの理解力不足が大きく関係しているものと考えられ

 

字が書けても読めても、理解が出来ないと起こり得ることが

 

最近になって私は分かってきました。

 

 

ある意味での高齢認知症にも似たような状況です。

 

立派なことが云えるのに、やっていることは理性を外してしまう。

 

 

アルコールに溺れても同様になってしまうことを鑑みてみると

 

人はイケメンという見た目で判断するのではなく、

 

深い認識力によって、人間と云う本質という中身が大きく左右され、

 

結果的に人生の満足度が違ってくるという事が云えるかもしれません。

 

 

世界は、グローバリズムによって日本語だけを話せて書ければ良い

 

という時代ではなくなってきています。

 

 

これからの多くの日本人は、グーグル翻訳に助けられながら、

 

不足した言語能力の補完をAIを利用しながら生き続けていくことでしょう。

 

しかし、それだけでは今後の世界では無事に生き残ることが出来ません。

 

 

情報がグローバリズム化して英語論文を読めるようにまでしておかないと

 

様々な第一線の仕事に於いて出遅れてしまうと、個人的に思うのです。

 

 

先日も書いた生成AIという存在が、今後の人間世界を混乱に巻き込もうとしているのです。

 

 

正確には、生成AIを利用する人間が「偽」を増産して、また悪用されることによって

 

ファクトチェック能力の低い日本人。

 

・・・つまりは疑わない習慣や、信心という長い歴史を持つ我々が

 

あっさりと洗脳されてしまうかもしれないという事です。

 

 

どうしたら、嘘を見抜いて・・・

 

 

つまりは食事で例えるならば

 

サバを圧力鍋で炊いた、味噌煮の味を本物と思うのか?

 

それとも、缶詰のサバの味噌煮を本物と思うのか?

 

アイフォンを本当の携帯電話と思うのか?

 

それともアンドロイド携帯を本物の携帯電話と思うのか?

 

カシオのGショックを本物の時計と思うのか?

 

それともグランドセイコーやロレックスこそが本物の時計と思うのか?

 

パン食を主食と思うのか?それともご飯がベースでなければ主食と思えないのか?

 

お正月に神社に行くことが正しいと考えるのか?

 

それともクリスマスにお祝いをすることが正しいと考えるのか?

 

お盆にお墓に行くことこそが正しいと考えるのか?

 

 

 

それらの事は、何も考えずに「当たり前」のように日常に溶け込み日々を送っています。

 

 

日本と云う国の特徴として、江戸時代にイスラム教が流入し、

 

温水に入って身を清めるという事が、現在の入浴習慣につながっています。

 

また同時に、海水浴による身を清めるというイスラム文化も流入し、

 

今では海水浴と称されるようになっています。

 

また神道の冷たい水で身を清めるというものも同時並行して存在しています。

 

 

ユダヤ教文化の流入によって、銀行にお金を預けるという行為は、江戸時代以降

 

もはや日本以外でも世界の基盤となり得、

 

世界の誰しもがお世話になっており、全てを文化に溶け込ませて

 

生活の一つとして今を生きています。

 

そんな融合の歴史と洗脳され習慣化されているという事は

 

ご存じだったでしょうか?

 

税金システムもしかりです。

 

個人に関わりがないのにも関わらず、国と云う枠を押し付けて

 

身の安全を保障するから金を支払えと要求するシステムが

 

全地球規模で行われています。

 

そんな搾取する側とされる側として生き、そして慣れさせられ、

 

その今までの歴史上とこれからの一本の延長線上に、

 

ますます複雑怪奇で難解な

 

嘘と真実と本物と仮想を清濁合わせ技の詐欺社会が構築されていく事でしょう。

 

 

しかし今、日本ではそんな中でも

 

本物志向化と本質を見極めようとする志向が広がりつつあります。

 

 

一番明瞭に判る所は建築現場です。

 

建築現場では、どうやったら安上がりになるのか?

 

を経営者は日々考えて手抜きを中心に作業をしています。

 

つまり手を抜けるところは抜かないと、資材代の高騰や人件費の高騰などで

 

儲けが出ないという事ですから、

 

1本柱の太さを細くしたり、断熱材を薄くしたりと

 

コストカットに頭を巡らせているいのです。

 

だからと云って、貧相なものを作ってしまうと建て主さんにバレて

 

また社会にSNSで拡散されて干されてしまうので、

 

強度や内装などの住宅基本性能はしっかりと守った上での、

 

「無駄を省く」というロスカット思考であり

 

中国のように、そもそも強度の弱い水増しコンクリートや

 

手で曲がるほどの最弱鉄筋などを使用するという偽装工作ではありません。

 

 

基本はしっかりしていますから、耐久年数は確保した上での話です。

 

 

そんな事は百も承知でも、中には悪に手を染める輩は出てくるものです。

 

山形県では中国式の手抜き工事のハウスメーカーが

 

1000棟近くも断熱材などを抜いて建築したことが、

 

建て主さんが冬が寒いので調べてもらったら、

 

断熱材が部分部分しか入っていないということがバレてしまって、

 

ニュースになったこともありますので

 

どこまでロスカットの道徳観が維持されるかは不明ですが

 

世界では日本で造られた自動車や建設機械、商品が信頼されて使用されているのは

 

フェイクが少ないカタログスペック通りの正直さからであり、

 

また過去の実体験として、それを知っているのです。

 

 

100円ショップでも同様に、それで間に合うのであれば、

 

わざわざ鋼の包丁など5万円も出して買う必要がありません。

 

 

安いを選んで必要とする人もいれば、

 

信頼や機能を選んで高くても付加価値を購入する人も存在します。

 

 

この世界は、選べるものが増えた分、

 

それをサバの味噌煮のように見分ける目が必要であるようになってきたようにも思います。

 

 

そんな中で、社会に満ち溢れているフェイクを見抜くためには

 

ファクトチェックが必要になってきます。上差し

 

 

車を買う時や何か契約する時など、

 

自分1人では心配だからと云って、人に付いて来てもらったことは経験がある事と思います。ウインク

 

 

契約するのに二人は要らないはずなのに、ダブルチェックと云う意味なのでしょう。ウインク

 

 

何か怪しい素振りや、気になったことがあったら教えてとばかりに否定する材料を見つける目を

 

二つ多く、もしくは四つも多く持っていく人もいるでしょう。

 

 

ラーメンを食べに行く時には一人なのにも関わらず。

 

結局は、自分でファクトチェックできないという現れの行動なのでしょう。

 

グルメアプリの評価を見てから入るのが常識になってきました。

 

 

その目的の情報について調べることが出来さえすれば、

 

全て自分で自己解決できます。

 

 

これからの新時代は、まずは

 

① 情報の発信元を見る

 

② 疑義の指摘を見る

 

③ メディアや公的機関、当事者が発信している

 

④ ソースを探す

 

という確認する努力によって、

 

騙されるリスクを減らす自助努力が必要であるように思います。

 

 

社会が成熟していくと、どうしても都合の良い情報操作が行われるものです。

 

 

ある意味での生き残りとして、プレゼンテーションセレモニーがありますが

 

昨日もアイフォンのプレゼンテーションがありました。

 

 

それを真に受けるのではなく

 

若しくは、真に受けたいのかもしれませんし

 

もしかしたら、騙されてみたいのかもしれませんし、

 

騙され続けたいと云う信者願望もあるのかもしれませんが

 

やはり、「真」を知った上で、

 

どちらを選ぶかを自分で決断したいと思うじゃないですか?

 

これを知らずに、購入している人はAPPLEに興味があるから投資してみるか?

 

と選択した考え

 

きっとアップルは凄い会社だから持っていれば保険として間違いない。

 

いや絶対にアップル製品を全て買わせていただきたい

 

という熱烈なファンとして援助する気持ちになっているのかもしれません。

 

この度のアップル製品の購入はどのような動機なのでしょうか?

 

これがハッキリと云えない人は、ある意味で考えていないと言わざる負えません。

 

必要だから買う。

 

というのが第一選択肢だったにも関わらず、いつしかそれは習慣化してしまい

 

深く考えずに購入していないでしょうか?

 

そこが日本人らしい信心文化であり、ファクトチェック能力が不足しているように

 

自分には思えるのです。

 

 

情報に左右されたくない、自分の世界で生きて行きたい・・・

 

などと思ったり考えますが、

 

そこには既にテレビやラジオ、スマホやユーチューブが存在し

 

また、人との関わりでは、その人は何処からかの情報の受け織を語りますし

 

益々、自分を貫いて生きることは難しい時代になっていくように思うのです。

 

長い前置きになってしまいましたが、

 

ファクトチェック能力を鍛える事こそが、

 

最頻値的、人の意見に惑わされることなく、それを超越して、

 

精神的に安定した自分の時間を生きられるように思います。

 

英語の理解力

 

そして、ファクトチェック能力が

 

次の世代に教育してあげたい項目のように思いますし

 

自分が波風の強い時代を平穏に乗り切る切り札的・・・能力

 

なのかもしれないと思うのです。

 

 

暇人は今日も語るという事で、今日も語らせていただきました。

 

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ではまた次回にお願い