日米経済を見る | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

アメリカ国民も物価上昇のインフレに悩み始めてきた様子です。

 

給料が月給100万円でも足りないほどに、住居の毎月の家賃も30万

 

食費も30万、・・・これ以上フルタイムで働いても・・・お金がないという状況。

 

やっぱり、FRBのパウエル議長は間違いました。

 

 

私の意見ですが、過去のインフレの歴史から、インフレ率よりも低い政策金利では

 

悪いインフレを退治できないと云われていますが、

 

8%を超えるインフレの場合、一時的でも10%などのドカーンと法外とも云える数字を出し

 

頭を押さえることが重要だったはずなのに、

 

何故だか5%台を長期間維持して、

 

なだらかに経済を軟着陸(ソフトランディングを)させようという気持ちは良く分かります。

 

 

その優しさが故に、失業率もあまり発生せずに、雇用が維持され

 

経済が順調に伸びている訳ですが、

 

いよいよ・・・その政策金利の効果が発揮しないアメリカの実態インフレ状態になってきました。

 

 

そして・・・「ハードランディング」という言葉を耳にするようになってきたからです。

 

一歩間違えれば大惨事になる金利の引き下げ時期、

 

早くてもインフレが鎮火せずにダメ、

 

遅ければ、今度は経済が失速しすぎて、目標地点を通り過ぎてしまうので

 

何らかの手段で急減速させなければ

 

プライマリーバランスの破綻を招いてしまいかねないアメリカ経済。

 

アメリカで有名な言葉で、靴磨きの少年が

 

「旦那、明日上がる株はどれでしょうね?」

 

などと底辺の者が株を買えば儲かると思えるようになった時には

 

株を売れという話がある。

 

 

まさに同様に、株を始めてまだ数年しか経たない経済音痴な私が

 

このように経済を語れるという事は、靴磨き少年のようなもので

 

まさに世界は危機的な状況の一歩手前にあるのかもしれません。

 

 

そんなことを思いつつ

 

 

過去のインフレ率と政策金利を比較して合わせたチャートを見てみましょう

 

青色がインフレ率で、オレンジ色が政策金利の線で、

 

インフレ率の一応の着陸目標地点の2のラインに赤線を引きました。

 

過去はいずれも青線よりも赤線が上回る政策を行ってきたことが伺えます。

 

今回のインフレ率の上昇は過去イチと云っても過言ではありません。

 

 

本来の目標目線はCPI値となりますが、内から目線がCPI値、

 

外から目線がインフレ率ですので大体という事で・・・

 

ご了承ください。

 

インフレ率上昇に1年ほど遅ればせながら開始した政策金利上昇ですが、

 

その効果で大分、インフレ率は落ちてきました。

 

後ほどのCPI画像の月足MACDがデッドクロスしており今後下がることが予想されます。

 

(個人的見解では・・・(*´∀`*))

 

 

 

 

アメリカは、今年に入ってから・・・金(マネー)を稼いでもそれ以上に出費をしてしまう

 

アメリカ人の直せない週間と癖(生活水準を落とせないというもの)があり

 

各個人クレジットの返済金額が膨れ上がってきています。

 

 

終いには、企業の借入金も増えていき、その為にアメリカドルを発行し続け

 

マネタリーベースがだるま式に膨れ上がりバブルとなってしまうかもしれません。

 

 

未だ、誰もバブルだとは言っていませんが、

 

紙幣・国債発行量を減らすというマネタリーベースの縮小というテーパリングか

 

公開市場操作(オペレーション)を行わないと・・・信用を失い

 

その信用は

 

暗号資産がETF化もされ、そちら側に信用がつき、

 

また中国・ロシア・ブラジル・インド・南アフリカ・エチオピア・

 

イラン・アラブなどで進めているBRICS参加国も増えてき始めて

 

中国のチャイナ決済システムCIPSでやり取りされると

 

今までのドル決済システムのSWIFT流通量は減っていき、

 

そのうち、ひっちゃかめっちゃかになってしまうかもしれません。

 

 

 

そんなことを思いつつ、次のチャートを見てみたいと思います

 

 

アメリカの政策金利が現在5.33%になっていますが、株式市場は金利低下を予測してします。

 

 

2030年に向けていつかのタイミグで金利を下げなければなりません。

 

赤色の私の予測した線は、株式市場の期待通りに下げた場合。

 

私の予測した緑線はインフレが思いの外、止まらずに来年も金利が高い状態を維持した場合です。

 

 

 

 

 

 

そして、アメリカのCPI消費者物価指数です

 

毎年2%ずつの上昇が好ましい訳ですが、長年のチャートの中心に黒線を引いて

 

上手くいけば、赤色の矢印(経済発展正常線)に載せることが出来るし

 

失敗すれば益々インフレが加速して、世界の相場から乖離していく様子が緑色です。

 

 

月足MACDを見てみると、

 

下降トレンドになっていますので、どこまで実態が下降出来るのか?

 

にかかっています。

 

月足チャートですが、EMA長期線をEMA短期線をデッドクロスしています。

 

間違いなく下降トレンドですが、どこまでショートするか?です。

 

 

現在は、まだCPIは313ポイントの位置にあり、2030年の予想相場の高さの位置にあります。

 

 

アメリカは、来年2025年から2030年まで経済を減速させて、インフレを退治し

 

国民の暮らしやすさを優先しなければなりません。

 

 

今は移民労働者5000万人によって、企業活動が活発化し、経済が右肩上がりに上昇して

 

失業率も少ない状態ですが

 

インフレを抑えるためには、失業率4%台へと少し増えるようにしなければなりませんが

 

その時に毎年受け入れてきた移民労働者70万人の

 

暴動やら治安の悪化なども懸念しなくてはなりません。

 

 

 

さて日本ですが、政策金利はようやくマイナス金利から0.1%へと金利が上昇しました。

 

 

日本の貨幣価値の場合には、マイナス金利によって通貨流通量が増え

 

またマイナス金利の通貨を利用して、金利の高い紙幣を運用することによる通貨スワップによる

 

儲けが各国で出ることから、日本円の流通量とシェアの拡大につながります。

 

恐らく政府はそのマネタリーベースを狙っているのでしょう。

 

しかしながら、それと共に貨幣価値としては落ちていき、円安へとなってしまう欠点がありますが

 

輸出産業によっては貿易差益が発生して願ったり叶ったりですが、長期に渉ると

 

海外からの部品や材料の調達費用がかさみ、結局は利益の圧迫につながり

 

貿易差益ですら稼げなくなってしまう為、全体的に見れば一時的な円安が良いと思われます。

 

 

まさに、株で儲かっていた人々は金利差による恩恵で儲かったとも云えるかもしれません。

 

 

 

さて次に日本のCPIですが、現在107.7の位置にあり、消費は旺盛であることが伺えます。

 

 

月足MACDを見ると、上昇トレンドの山は終わって、あとは下降トレンドになる予定です。

 

長期EMAと短期EMAが今まさにデッドクロスを迎えようとしています。

 

今後、確実にCPIが落ち込み、金利は上げられなくなっていきます。

 

もしも、経済活動が弱い状態で金利を上げると、借入金が返済できず倒産が続出です。

 

 

さて難しいのは、岸田さんが行った改革ですが、

 

日本全体の0.3%の上場企業などの大企業の賃金が上がったという事は良いのですが

 

99%の中小企業や0.2%の零細企業、

 

若しくは1割弱のの一次産業などは給料はなかなか上げられません。

 

漏れなく私も最弱職ですので、論外で息をして水を飲むので精いっぱいです。

 

 

その上でCPI値が下がってくると、薄利多売を超えて赤字決算が相次ぐことが予想されます。

 

 

それでもまだ、

 

 

財形貯蓄や積み上げ資産償却・売却などによる自己資本がある場合には

 

問題ありませんが、以前の株式改革による自己資本比率を下げる運営をした会社にとっては

 

なかなかに難局が訪れることになり、

 

 

有名な企業に例えれば

 

アメリカはアップル社がスティーブジョブズの経営の時には自己資本比率100%だったのに対して

 

ティムクックは株主還元で自己資本比率を下げていきました。

 

その結果として、アップル株が右肩上がりになったのです。

 

 

さて日本がこの場合になる時に、不景気でどう対応するかが注目されます。

 

 

日本も同様に、CPI減少、政策金利の上昇による中小企業の返済不能倒産

 

若しくは貸し剥がしなどによる企業倒産が増えれば、担保がある銀行業の経営を圧迫し

 

更には銀行業の合併に次ぐ合併が進み

 

そして、不良債権が増える中で、資金調達をどのように行うのかが見所でもあります。

 

 

 

中小企業は円高によって、材料などの輸入が安く手に入れることが出来れば

 

利益が生まれてくるでしょうから、為替の今後の動向が気になるところです。

 

 

 

という事で為替のドル円相場のチャートを見てみます。

 

 

現在の1ドル156円が、ゴールデンウィーク前の日銀の為替介入で158円が153円へと

 

9兆円の外貨準備高の一部であるアメリカ国債を売って円安を押えましたが

 

 

さて、明確に158円の見えない壁を作った為替相場は今後どうなるのでしょうか?

 

 

私はアメリカ国債を買っていますが、円高になると損をします。

 

円安になると儲かります。

 

なかなかに難しく、その円高になった場合のリスクヘッジとして、

 

FXで円をレバレッジ無しで買っておくという手法を思いつきました。

 

 

米国債を買う場合には、円高の時に長期に仕込んでおくことが重要です。

 

そんな教訓を今年は学びました。

 

 

さて、私にとって為替変動は天獄か地獄へと送られる道筋です。

 

 

 

円が170円の時に1000ドル買う場合と 

 

100円の時に1000ドル分を米国債を買うのでは価値が違います。

 

 

結局、利付き国債でもゼロクーポン債の国債でも償還時に100%の額面で戻りますが、

 

そのままドル資産として、外貨保有していれば損得勘定は起こりませんが

 

円に戻すときに

 

1000ドルが200円の為替であれば、

 

170円で購入したものが円に戻した時に1ドルで30円分が儲かりますし

 

もしも1ドル100円の為替だった場合は70円の損になります。

 

 

それが1000ドルですから、合計で7000円の損になってしまいます。

 

 

5%の利付き国債で1年に20ドルが利息で貰えても、その約2000円分の儲けですが

 

為替差によって5000円の損をしてしまいます。

 

 

まさに先物のような米国債の立ち位置です。

 

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私にとっては仕込み時が遅くて・・・願わくば、1ドル180円台で償還して欲しいのです。

 

って個人の願いです。

 

 

そういうことを知ってもらって米生国債を購入してもらえば・・・と思います。

 

もう一つの考え方としては、円安の時には短期米生国債を購入しておき

 

円高になった時に、長期米生国債を仕込んでおくというのも手かもしれません。

 

 

しかし、円高になるのならば、やっぱこれからはEDVなどのETFの投資が良いでしょうね。

 

 

 

私の勝手な予測としては、11月の大統領選挙までに円安は進行し、

 

その後来年に入って3月を過ぎた頃から

 

赤線矢印のように円高になるのではないだろうかと思っています。

 

あくまでも個人的無知な見解から・・・。

 

 

もしかして、青色矢印の線のように156円~160円付近を行ったり来たりする場合には

 

本当に困ったものです。

 

電気代は今年6月から1.5倍になりますし、冬場の燃料費も高くなります。

 

ガソリンは岸田課税が入って、3重課税で200円になるでしょう。

 

やっていけません。

 

ですから速やかに円高にしていただき、ガソリン価格を160円にしてもらえれば

 

電気代も安くなり、生活が楽になります。

 

そもそも原発反対によって、輸入燃料を燃やして発電しなければならないために

 

どうしても原発が必要ですが、

 

トリチウム三重水と海水からの二重水を利用した

 

水核融合発電ITERは、発電最大量50万キロワットが南フランスに2020年に完成しました。

 

 

日本人が先頭に立って建設したとのことですので

 

一基建設するのに2.5兆円、完成からフル稼働まで10年を要することを考えると

 

さっさと日本も核分裂炉から、水核融合炉へと切り替えても良いのでは?と思ってしまいます。

 

 

水核融合ITERであれば、運転完全停止まで5秒で、排出もヘリウムだけという

 

安全でクリーンな未来の核融合炉であり

 

更には無尽蔵に排出される福島原発処理水のトリチウム水を燃料に使用し、

 

二重水素水は海水から取り出せるので

 

ほぼ無料で燃料を調達することが出来ます。

 

 

建設運用後は、電気代がタダ同然になる得るかもしれないのです。

 

 

まだ建設もしていないので、

 

今後30年はウラン原発やロシアからの天然ガス、原油を燃やすことによる発電

 

太陽光パネル再エネ賦課金を払いながら、生活する他はありませんが

 

政治家はなぜそういう暮らしに直結する部分を法整備したり、投資したりできないのでしょうか?

 

 

盤石だと思っていたドルは、いずれ、崩壊するかもしれません。

 

 

紙幣を発行し過ぎているからです。

 

 

今後、ビットコインなどの仮想通貨もしくは、もう一度、過去のように金相場に合わせた

 

貨幣価値が再構築されるかもしれません。

 

中国の台湾進攻もありますし

 

なかなかにこれからの世の中を予想するのは難しいですが

 

どうなるのでしょうね?

 

 

などと本日は考えているところです。

 

 

あくまでも私個人の意見ですので、色々と間違っているかもしれませんが

 

米国債が利率4.5%でよだれが出てしまう所ですが、為替差益か為替差損の事も考えて

 

国債償還する頃には、いくら位になっているかを予想して買わないと

 

米国株式手数料が利益の3割ほど、証券会社の源泉徴収で引かれてしまいますので

 

そこの部分も考えると、長期の投資信託の方が複利効果で有利かもしれませんが

 

選択が難しい所ですね。

 

株式は、CPIやインフレ度合いを鑑みると、そろそろ減速するんでない?と思っていますが

 

どうなんでしょうね。

 

 

という事で、最後までご覧いただきましてありがとうございました。