無事にライセンスを頂いて帰って参りました。
本日は実技と実技試験だったのですが、
以前に小型クレーンの技能講習も取っていたので、操作に関しては全く問題がなかったのですが・・・
実際は、私は高所恐怖症だったことを思いだしました。
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あの剣岳に挑んだ時に、前剣方面から向かったどこかの所だったと思いますが
2m程度の金属製の手すりのない水平はしごを渡って通過し、
次に急岸壁のトラバースを右に水平移動する時に、ガイドに
「気を付けて下さいね。落ちたら1000m滑落しますから~」
って言われても
はるか下方にはガスがかかっており、それほど下があるようには思えず
せいぜい200m程度でしょうなどと高をくくってトラバースをしたのですが、
最後の最後になって足が削岩機のようにガタガタと貧乏ゆすりが始まって、
下が無いという事もあってか、落ちないように
岩に手のひらいっぱいに力を入れてしがみつき、
顔が紅潮しているので、更には岩に顔の頬を当てて、冷たい感覚によって
30秒後にようやくに落ち着きを取り戻し
すっくと元に戻って通過した記憶が蘇ってきました。
高所作業車のバケットという箱に乗り込みジブというアームを垂直まで起こして
そこで、3段ブームを伸ばしていき、地上からあっという間に離れ、
ドラッグストアーの屋根が見えたかと思ったら、反対側の家の屋根まで見えるようになり、
ふと下を覗いて、ブーム縮めの確認をすると
ひょーーーーーーこぇーーーーって声が出てしまいます。
周りに何もない所に浮くという感覚は本当に恐ろしいものです。
この度の研修では、私ともう一人が高所恐怖症であり、
なかなか緊張して頭が真っ白になってしまいました。
それでも何度か練習していくうちに、何とか冷静に操作が出来るようになり
実技試験は私が大取をとることになって
結果の最後が良ければすべて良しなどとプレッシャーを掛けられたりしながら
楽しく技能講習を終えることが出来ました。
いままでの技能講習や安全講習などの資格は宮城県ですべて受講していたので
地元の山形県での講習は実は初めてで、
しかも、教習所のお偉い人と顔見知りであり、電話口で申し込む時も
「あーーー○○さんね。ありがとうね」などと声を掛けられ
更には、教習中にいきなり講習会場に車でさっそうと現れ
そして、わざわざ足を運んでいただいて、
「どうだい?」
「おかげさまで順調です」
「なら良かった、じゃ頑張って」
などと云う挨拶までしていただきまして、本当に恐縮しました。
更には、待機するイスが錆ているから、今回は全部新品にしましょう
などと、
急に講習中にフォークリフトが後から現れ、何十もの新品のイスまで持って下さり
申し訳ないので、「手伝います」と云って、イス運びと設置・撤去などの手伝いを行いました。
受講者たちは、座り心地が全然チゲーとか言って喜んでいました。
たまたまなのか?
それとも様子見のついでという
年商○○〇億のお偉いさん気まぐれな独特の干渉の仕方かは知りませんが
何ともハプニングな受講になりました。
イスも新しくなり、みんな喜んで、口数も増えて一気にメンバーの会話が進みます。
というフレンドリーな講習であり、更には、私の住む場所の近所とも言える人々や
知人を挙げれば、つながるほど関連会社の従業員などが参加していたので
まるで戦友のような親近感さに驚きを隠せませんでした。
恐らく誰もがこれから飲みに行こうよと心に思っていたに違いありません。
そんなことで、またお会いしましょうなどと声を掛け合って
名残惜しく後にしてきました。
私が取りたい資格は、玉掛けとフォークリフトがあれば
あとほとんど満足するレベルなので、
趣味の資格取りにしては、今までを振り返ると
1級ボート免許やらアマチュア無線免許やら漁業無線レーダー無線や・・・・
建設機械の安全講習や技能講習
などなどで軽自動車が一台が買えるほど
遊びの免許代に支払ってきたよなぁ~と振り返ってしまいます。
しかし、玉掛けとフォークリフト、ガス溶接などで
あと15万円程度でコンプリートしそうなので、
いよいよ終わりが見えてきた雰囲気です。
それらをアラカンのうちに制覇したいなぁ~と考えているところです。
今日の昼飯は金ちゃんラーメンにしました。
本日の作業内容を忘れないうちにまとめてみると。
受験番号と氏名を試験官に伝え、「始めて良し」の確認を受けたのちに開始。
周囲の安全確認として、アウトリガーのがたつき無しをぐるりと回りながら
触りながら、そして
作動油の状態良しと指先確認をして、口で云いながら
反対のアウトリガー確認と、作業AとBの位置確認よし、指先確認。
乗車して安全ハーネスの装着よし
まずは操作系統の中立良し確認
その後、フットペダルを踏みながら手操作を始める。
ブームをたたんで水平上昇の為の上方確認良し、
水平からバケット展開先確認良し
頭上確認良しジブ上げ
ジブ旋回により作業エリアAに接近する方向確認良し
ジブ操作と旋回後に上方確認良し、ジブ上げ、バケットを作業エリアに平行に首傾け先確認よし
ブーム伸ばし先の確認良し、ブーム伸ばして作業エリアに到達後、
作業を行い、ブームを縮め先確認良し、その後バケットを直線上に戻して、
ジブ下げ水平まで下方確認よし、ジブ下げ水平
その後、作業エリアBへの旋回確認よし、旋回。
上部確認良しジブ上げ、バケット作業エリアに平行移動、移動先確認良し移動
ブーム伸ばし先確認良し、ブーム伸ばして作業エリア内に到達後作業
作業終了後は、ブーム縮めて、バケットを直線に戻し、ジブ下げ
水平になったら車体後方まで左旋回、その後バケットをたたんで、ジブ下げ
最大ジブ下げ後にブームを伸ばして地上に降りる準備の為の作業足を離して
中立確認良しの指先確認にて、ハーネスを外して下車。
このような事を、大体6分から7分以内に行えば良いとのことですが
実際に自分の時間を測定してみると5分50秒でやった感じでした。
最初は、ブーム伸ばしの感覚が掴めず、作業エリアに入らずに
何度もブームをたたんだり、伸ばしたりして調整することがありましたが
テストの時だけは、一発で決まりました。
今回は、自分でも満足な仕上がりだったと思いますが、
これからが本番ですので、安全第一でやっていきたいと思います。
という事で、本日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。