年金問題について | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

5年に一度の専門家会議のもっぱらの議題は

 

第一に、年金の支払いに対する問題

 

第二に、基礎年金と厚生年金の方式問題

 

第三に給付額問題

 

この3点を、人口動態モデルを使用して未来予測を行うものだ。

 

前回は64歳まで支払うとどうなるのか?などを話し合った結果として

 

先送りされて令和6年会議まで棚上げにされてきた。

 

厚生労働省側としては、近い将来に・・・

 

つまりはこの度もしくは5年後には、65歳までの国民年金支払いを確定したい狙いだ。

 

会社員も同様に、60歳で退職しても65歳まで100万円分の

 

国民保険料を納めなければならないという計算だから

 

当然、アルバイトや再雇用などで働くことを意味している。

 

私は自営業者だから、死ぬまで働くことを前提に生きてきたので何ら問題はないが

 

会社員の方たちは、退職後の自由が5年間奪われる形になる。

 

 

アベマTVの街頭インタビューを聞くと、多くの方が仕方がないと賛成の意向であることに驚く。

 

全く懐事情が宜しい方ばかりなのだろう。

 

私なんぞは生活を楽にするために60歳から受給しても良いとばかりに考えているのに、

 

そこら辺が不思議でならない。

 

やはり、私以外は景気が良いのでしょうね?

 

さて、本題に入りますが

 

国民年金の支払い率は、現在77%と云うことで、歳入は約1.3兆円

 

厚生年金は100%で37.7兆円、合計で毎年39兆円が年金積立金となる。

 

ついでに、現在の積立額と世界最大の年金ファンドであるGPIFの

 

資産額224兆円の運用状況を見てみよう

 

2023年度には約132兆円の収益額がある。

 

 

円安で苦しむ国民の声など聞こえないレベルで、雲の上の人たちは儲かっているご様子だ。

 

はぁ~~~~とため息が出てしまう。

 

さて今年、5年に一度の社会保障の本会議がある

 

4月16日に会議があった様子だが、ユーチューブライブ中継だったらしく、

 

探したが、記録されている動画はなかった。

 

 

これに参加する、シンクタンクメンバーは、この面々だ。

 

 

さぞかし、日本を背負う頭の良い人ばかりだから、ビジネスライクに話し合うのだろう。

 

私が60歳から年金給付して欲しいという小さな思いなど、全く考えもせず

 

年金の大儀について話し合われるのだろう。

 

私が貰える頃は、上手くいけば2040年頃、高齢化率36%になっている。

 

 

もしかしたら、70歳まで支払いが延長されて2045年まで働かなければならなくなるかもしれない。

 

その時に、年金を支払う人と貰う人とがどれほどいるのか?

 

現在は2025年で支払う人は7,085万人で、貰う人が3,657万人であり

 

2040年には、支払う人が5,787万人(自殺者数が毎年2~3万人存在)で、

 

貰う人が、毎年の死亡者数157~167万人を込みで3,868万人となり

 

国民年金の金額で計算すると1,298万人の支払いが減り、最低でも45億円分が不足する。

 

厚生年金分を考えると相当額の収入減の見込みだろう。

 

 

大分、支払う人が少なくなって、貰う人が多くなる計算の見込みだ。

 

この数字だけを見れば、

 

誰しもが65歳まで国民年金を支払わなければならないという答えになるだろう。

 

しかし、先ほどの国民年金歳入額は1.3兆円なのだから厚生年金には到底及ばない。

 

つまりは、会社員の退職年齢を65歳として、厚生年金収入を当てにして確保せざる負えなくなるだろう。

 

つまり、考えが反れるが、日本社会は会社員制度として

 

自営業者などや農業関係者などを減らして、法人税収入を含めて

 

納税しなかれば、2050年以降の年金制度が維持されない状態であることも考えられる。

 

その辺は、別の会議で議題を話し合ってリストラクチャリングしてもらうこととして

 

話を戻して次の議題に進むが

 

基礎年金という一階部分は、支払い率77%と云うことで、義務化のはずが払わない人もいる中で

 

無年金、低年金を減らすべく、税方式に切り替えたらどうだろうかと云う話が持ち上がっているらしい。

 

はてさて、どうなるのでしょうか?

 

支払いをしない23%の人たちは、40年間で960万円の支払いを拒み、

 

そして、月に10万円支給で、無税の生活保護受給を狙っていると考えられている。

 

生活保護費は現在3.6兆円、うち65歳以上が約半分を受給している。

 

その仲間の末席に座ろうという考え方なのだろう。

 

とことん、年金を支払わない人が得する制度の隙を目論んでいる頭脳には頭が下がる思いだ。

 

また外国人も同様だろう。

 

年金を支払わず受給権利だけを主張してくることは大方予想は出来る。

 

その抜け穴部分をも、しっかりとこの会議で話し合ってもらいたいと思う。

 

 

次に、厚生年金は報酬比例の賦課方式と云うものだが

 

少子高齢化の数字を受けて受給額が変動して不公平感が出てしまうことから

 

積み立て方式にしたらどうかと云う議論が出ているらしい。

 

多く支払った人はそれだけ得をするということで、年金を多く貰った人は

 

その分の所得税と云う形で国に還付するという仕組みらしい。

 

 

そんな年金問題を考えていると、簡単に死ぬのはもったいないとも思えるし

 

生きていても年金の支払いの為にも苦労しなければならないしで

 

まさに生き地獄と云う言葉を思い出してしまう。

 

さてさて、雲の上のお方たちは、どのような決定をなされるのでしょうか?

 

単に厚生労働省の意見を建設的に推し進めるための、同意としての意見だけなのでしょうか?

 

今回問題とした、支払いを拒んでいる人問題。

 

外国人が受給権利だけを主張する問題。

 

生活保護費と年金受給者問題。

 

基礎年金と厚生年金の受給額問題。

 

細かいところまで、しっかりとした議論をして欲しいものだと思います。

 

 

私には毎月の支払い以外に何にも出来ないので・・・・

 

とにもかくにも

 

65歳まで頑張るぞー

 

と云う気持ちで、今日はこのテーマは昨日に5年に一度の社会保障会議があったよと云う内容で

 

話題を終えたいと思います。

 

 

最後までご覧いただきましてありがとうございました。