思考破綻した農業政策委員会 | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

アホばっかりな意見

 

実際の農業従事者を全く見ていないで、机上の空論ばかりを展開する委員会

 

この資料を見ていて、残念な日本の未来が見えてきた。

 

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今日の私は、養老孟司さんの大事な話で云うところの

 

人は二重人格が支配している中の、どちらかの脳が私を支配している考えで書いています。

 

そんな脳機能バランスで

 

その資料を私なりにまとめてみますと・・・

 

つまりは、肯定的、建設的意見というものの見方とは反対の見方ということですが・・・。

 

懐疑的、疑問的、否定的、下から目線で上の人の物言いを斜め上を見たならば・・・

 

というルサンチマン思考で見ていきます。

 

 

 

 

農業者が10年前より減っていますね・・・○○万人。

 

今後の20年で現在の1/5になります。

 

土地を買い増やして、会社化した農業法人の収益は格段に上がっていることから

 

家族経営の個人農家さんは出来れば辞めてもらって、

 

5人以上の法人を作ってください・・・

 

だとさ。

 

 

今後、農家が減って作物が不足することが予想されますので

 

国民への食料の安定供給のために、各国からの輸入食品を更に強化して

 

物価が上がらないように努力します。

 

政府としてはそれしかできない。

 

・・・ってことはですよ。えー

 

TPPによる安い輸入品に負けないように、

 

日本に住む個人農家は「TPP野菜に負けないように、安い野菜を作り続けろ!」

 

という捉え方もありますよね。ニヤニヤ

 

 

日本は憲法9条によって、絶対に戦争はしないから、

 

実は食料自給率なんて建前であって・・・実際どうでも良いんだよって感じみたいです。

 

 

地域の用水路、排水路の堀上げ作業は、農業者だけでなく、

 

地域の会社員も年に1回は手伝うこととしてください。

 

 

また、地方の方では高齢化で農業をしなくなる人が多くなって、

 

あちらこちらの農地が荒れて草ぼうぼうだと

 

イノシシとかアナグマとか都市部にまで集まってきて、後々大変だから、

 

そこら辺は、何とか管理しなさいよ。

 

でもそれはについての具体的には各自治体で考えてね!?よろぴく。

 

 

IoTという機械を使うと農業が効率よくなるから、これからのみんなは、機械買ってやってね。

 

また、大きい面積で大きいトラクターとか使うと儲かるから、

 

もっと大きな数千万円の機械を買ってやってね。

 

・・・ってどっから金が入ってくるんでしょうか?ガーン

 

 

もしも・・・補助金で9割出してくれるんなら、300万円借金して買えますけど・・・。

 

農機具は一つじゃまず無理だから、5つ買うなら1億5千万位かかるかも!?

 

滝汗

 

段々畑を耕作するような個人農家の売り上げは100万円しか実質無いのに・・・

 

個人農家は機械ばかりを買って・・・どうしろと?

プンプン

 

農地は残念ながら個人売買禁止で・・・売ってはいけませんけれども、

 

税金だけは毎年、市役所まで現金で払ってくださいね。ガーン

 

 

肥料も円安で高くなっているね。飼料も高くなっているね。

 

でも各自、薄利多売で頑張って生き残ってね!昇天

 

政府はそこらへんについては、口出し迄はするけれども、

 

実際は人手不足で一切手伝えないです・・。

 

切磋琢磨、

 

唯我独尊、

 

一身独立精神で、

 

頑張って農業従事者!!!

絶望

 

そんな風にPDFを見ていて悪い見方をすれば、そのようにも思えてしまいます。

 

 

農業委員会は現状分析を行っただけであって、

 

たばこは年収200万円以下の人に喫煙率が高い

 

アルコール飲酒は肝臓に悪い・・・っていう報告書類などとほぼ同じで、

 

役人らしく・・・情報を提供して、そこから救済策や政府目標、

 

食料安全保障についての、具体的項目が一切ない・・・・ことを鑑みると。

 

 

検討はしてみます

 

 

・・・という実質的な棚上げという時間経過措置であることが伝わってきます。

 

 

先刻、農業大臣のホームページを見てみましたが

 

能登半島地震や海洋汚染水問題などで手一杯らしく、

 

まったく農業のことなどは考えていられない状態のようです。

 

 
 

 

体力のない現代人が、トラクター、乗用草刈り機などの

 

機械のオペレーターになるのは楽しいでしょうけれども

 

実際には腰を曲げて、一歩ずつ歩いて種芋を埋めたり、一つづつ種を植えたり、

 

葉っぱを取ったり、芽掻きをしたり、

 

暑い日にも雨の日もやらなければ、季節と植物の生育は待ってくれません。

 

 

そんな大変で割の合わないことが誰が出来るのでしょうか?

 

 

現在従事する年寄りは幼少期の頃からやってきたからこそ出来るのであって

 

スマホを持ってスワイプして生まれ育った人々には、農業従事はまず無理です。

 

なんだが楽しそうでは、自家栽培がせいぜいでしょう。

 

 

商売としての農業が儲かるようにして、

 

儲かるから、魅力的に見えて子供たちが跡を継ぐようにしなければ

 

誰も彼もが、月給制のサラリーマンになっていくでしょう。

 

 

儲からないから、農業を誰もやらないし、そして選択を辞めるのです。

 

 

そこが一番の、農業政策だと思います。

 

 

その儲かる農業の第一歩として

 

米も輸入せずに、国内で賄えば米農家も単価が上がり儲かります。

 

 

まずは

 

すべての輸入食品を辞めるのです。

 

 

そうすれば、漁業、畜産、林業、農業の国内産業がすべて潤うのです。

 

 

TPPなどで安く手に入れる協定は、貿易利権関係者には嬉しいことでしょう。

 

 

食料安全保障の一つとしての安定は計れるかもしれません。

 

しかし

 

実際の第一次産業者にとっては嬉しくないことです。

 

 

 

まず、そこを話し合って、「国内生産で不足分を輸入で賄う。」

 

 

非常事態時の政府保存量は5年間・・・この位の量で・・・、

 

現在の輸入しすぎて食品ロスが5億トン出ているから

 

頑張って輸入量を減らして1億トン未満まで減らしていくように貿易コントロールを図る。

 

そして

 

委員会は、国内産業の活性化を第一に統計を取る。

 

という風にすれば、宜しいのではないでしょうか?

 

 

 

私ですらそんなことが思い浮かぶのに、このPDFを見ていると、

 

本当に思考停止役人が書けばいいんでしょ的に書いたんだなぁーと思います。

 

 

日本の未来は終わったね。

 

 

そんな感じで、ユーチューブで農業関係者が残念なお知らせとして

 

様々に訴えている「心の内」が見えた気がします。

 

 

自分も果樹農家として、最後までやり切りますが、今後は絶対に儲からない予感しかありません。

 

 

そんな風に思いながら、今日の内容を終えたいと思います。

 

最後までご覧いただきましてありがとうございました。