株価が過去最高となったが・・・ | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

今が絶頂期なのか?

 

それとも道半ばなのか?

 

それは誰にもわからない。

 

事実を受け入れ未来に希望を持つのか?

 

未来を予測し警戒するのか?

 

いずれにせよ栄枯盛衰である世の中なのだから

 

必ず変化はある。

 

それが、一時的な調整局面なのか?

 

それとも、膨れ上がった強欲というバブルが崩壊してボトムを見るのか?

 

それはいつなのか?

 

今年なのか?

 

というのが株取引している多くの方が一番懸念している心の奥のコアな思考ではないだろうか?

 

とも思うのです。

 

過去から現在をS&P500チャートで振り返ってみると、結果的にすべて右肩上がり4倍の10年です。

 

 

1000万円を預けていれば、4000万円以上の資産になっているという恐ろしい結果です。

 

NASDAQは10年前から5.8倍上昇しています。

 

 

アメリカの政策金利の1995-2024までの推移です

 

 

日本の日経225の10年推移です

 

 

日本株ですら3倍になっています。

 

次にTOPIXも2倍になっています。

 

2020年のボトムからでも2倍ですので、2倍チャンスは10年で3回ほどありました。

 

 

政策金利は、縮尺単位が違いますが、10年前も同じゼロ金利で維持されています。

 

 

そして、ドル円は2011年の75円が最高で、現在は150円ですので

 

当時からドル円取引をしていれば2倍の資産の違いということになります。

 

概ね100円から150円の間をシーソーのように動いていることがわかります。

 

150円を超えて、170円になるのか?それとも120円台に円高になるのか?

 

わかりませんが、アメリカ経済の衰退と円高は関係するように思います。

 

アメリカ経済が順調に推移すれば、円安は進行することは予測されます。

 

過去のバブル景気と不況の名称と金利を推移表にしたものですが

 

コロナショックがあって、現在の景気を何と呼称するのかはわかりませんが

 

ある意味で、過去最高を記録していることから、岸田バブルとでも云うのでしょうか?

 

 

それとも、戦争利権バブルとでも呼称するのでしょうか?

 

いろいろな推移チャートを見ている限り、10年間は何だかんだと云って右肩上がりでしたので

 

上がるのでしょう。

 

しかし、今年はアメリカの政策金利の引き下げが始まり、失業者数が増加すると

 

リセッションという株価後退局面が起こり得ることは十分に予測されています。

 

バブル崩壊のように急速な下落ではなく、

 

徐々に徐々に株式市場の金の流れが、どこかに移行するというものです。

 

それが、今までは中国でした。

 

しかし、中国共産党のずさんな運営に誰しもが気が付き、

 

いくら割安だと云っても買う人は居ないでしょう。

 

ロシアは戦争前は、非常に魅力のある国でしたが、今では取引ができません。

 

欧州ドイツか、もしくはインド、日本、ブラジルなどが良いのかもしれませんが

 

やはり日本株とドイツには安心感があります。

 

日銀の植田総裁がゼロ金利を引き継ぐ意思を見せているので、

 

一時的に日本株が買われる傾向があって、バブルになることは予想されます。

 

11月にはアメリカ大統領選挙があり、その2ヶ月前から株価の盛り上がりを見せるのは

 

いつものことですから、今年9月からはアメリカ株が魅力的になるでしょう。

 

つまり、3月から6月まではアメリカ株の調整局面があり、それに乗じて

 

急激なリセッションが発生するのか?

 

それとも、失業率が下がらずにインフレが収まらずに、失業率も下がらずに

 

FRBの政策金利のプログラムが失敗に終わるのか?

 

どうなのか?

 

非常に重要になってきます。

 

もしも、アメリカ単体のリセッションが発生しなければ、

 

それこそ恐ろしい世界恐慌の時限装置爆弾の発動が先延ばしにされることになります。

 

これはものの見方によりますが、

 

現代貨幣理論MMTの考え方ですが、中国のようにGDPの何倍もの債務を作り出しておいても

 

コントロールできている国もあるのだから、それに比べればアメリカはという考えもあるでしょう。

 

日本は国民預金が2000兆円と試算されており、国の借金が1200兆円を超えていますが

 

租税収入60兆円を考えれば、20倍の債務ではありますが、

 

債務を完済する方法がまだまだ残されていますので、ある意味で日本は安心な投資国でもあります。

 

しかし、人口が減少する未来ではそれはわかりません。

 

対してアメリカは現在3億人の人口が、

 

他国からの移民によってまだまだ右肩上がりに成長を続けていますので、

 

債務があっても取り返しがつく算段でもある安心感があります。

 

問題は産業構造の歪み問題で、政策によっては失業者が爆発的に増えたり減ったりするので

 

乱高下はいつまでも続くでしょうし、債務問題も2025年まで先延ばしされましたので

 

今年は、金利の逆イールドの解消が出来るのか?出来ないのか?

 

さえ気にしていれば良いので、比較的ファンダメンタルズ的予想は簡単に思います。

 

一応リセッションに向かうには、雇い止め、パートタイム労働者の削減、

 

正社員の削減という流れで行きますので、労働市場の動向を見極める必要がありますので

 

その資料を探してみました。

 

雇用のパートタイム雇用率が堅調です。

 

このパートタイム労働者雇用が減っていくと、失業率の数字が上がって

 

表面上の統計に表れてくるように思います。

 

まだアメリカのリセッションの傾向はありません。

 

目先を変えますが

 

インドは50年後に向かって人口が増加し、また経済も成長していく民主主義政治の国でもあり

 

ある意味では投資先としては魅力的ですが、誰もがまだ

 

情報不足・カースト制度が消滅していない事

 

隣国中国と中東との関係性において不透明・不安定・不確定要素多数という意味において

 

投資を控えている部分があるのでしょう。

 

 

なかなかに3月以降のアメリカの政策金利低下によって、

 

世界の株式のマネーの流れが変わっていきそうな予感を受けます。

 

2009年のリーマンショックを知る私にとって、現在は恐怖以外の何者でもありません。

 

こんなに株価が上がって良いものなのでしょうか?

 

誰も彼もが数字をごまかした結果、このように

 

暴力的にも見えるシャープレシオな株価の推移になったのでは?

 

と思えて仕方がありません。

 

それとも、楽観主義的現代人の投資の仕方にバイアスがかかっており、冷静さを欠いて

 

投資が投機的になっているのでしょうか?

 

ブログなどでは、私の資産がここまで増えましたという自慢が公開されていますが

 

貧乏人はそういった儲け話に飛びつくまでは良いのですが

 

投機的になると必ず損をすることは、私は経験して知っています。

 

今はまだ、貯金しておき、株価調整やバブルが崩壊した後にでもボトムを確認してから

 

株式参入しても遅くはないのではないだろうかと考え、

 

少しずつ手を引くようにしています。

 

もしかして、チャンスを逃してしまうかもしれませんが、

 

買いのタイミングは必ず来ます。

 

とにかく高値掴みにならないようにしたいものだと危惧しているところです。

 

 

皆さんは、今年の株価予測はどのようにお考えでしょうか?

 

儲かっていれば、まーそれに越したことはありませんが。

 

 

ということで、最近の株価上昇に自分一人・・・危機感を持って見つめるの巻でした。

 

 

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。