君たちはどう生きるか? | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

きょうもキャッチーナタイトルで目を引いてしまいました。

 

 

 

 

我が県の医療水準はワースト10

 

地域では有名な話です。

 

病院の合併、サテライト方式となり経営の再建・再編などを行っておりますが

 

東京からの医師を連れてくることも未だ困難であり、

 

県の大学病院からの医師派遣に完全に頼り切りという現状であって

 

重症患者は基本、見切り、可能なら大学病院でのオペという流れで

 

東京ならば助かる命も田舎では助かりません。

 

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そして、保険診療のみで成り立つ医療技術は

 

格安の古風な選択肢を選ぶことしかできず、内視鏡で行うところが開腹

 

とか結構聞きます。

 

腰の手術、股関節の手術などその分野に長けている医師がいる病院は

 

それだけで患者が集まってきて、平等経営になどなるはずもありません。

 

いわゆる田舎ならではの極端な需給の偏りです。

 

そんな中でも、大学病院の不妊治療は全国で一番安いという事で、

 

随分と集まってくるらしいのですが

 

噂を聞いてみると、体外受精の単価金額は安くても、やり方の術式が古いらしく、

 

東京で受けた時よりも痛かったという話を聞き、

 

何故に高齢になってから子供を欲しがるのか?

 

10回のチャレンジに数百万円という価格は安いと言っても、

 

3割負担だとしても結構かかるよねって思ったりします。

 

などなど・・・

 

 

はてさて医療行為は難しい問題です。

 

 

そんな悩ましい県に住んでいるのですが

 

 

ヤフーニュースを見ていたら、

 

もし脳卒中になったらどうするのか?

 

という内容の記事があり魅入ってしまいました。

 

<覚えておきたい脳梗塞のサイン「BE FAST」> 

 

脳梗塞のサインは、手足の痺れ以外にもあるそうです。

 

それが「BE FAST」。症状に気づいたら、急いで病院を受診しましょう。

 

 B(Balance):身体のふらつき

 

 E(Eye):目の異常(片目が見えない、視野の異常など)

 

 F (Face)::顔面の麻痺 A(Arm):腕の麻痺

 

S(Speech):言葉の異常(ろれつが回らない、適切な言葉が出ないなど)

 

T(Time):時間・急いで受診を!

 

確かに急いで病院に行って見てもらった方が良いのですが、

 

更には、老人介護施設の利用者に聞いてみたら

 

入所者が病院へと受診させたくても、家族の同意と同伴が無ければ連れていけないという話も聞き

 

なおさら急いで老人の脳梗塞症状を察知したとしても

 

病院に着く頃には相当な時間がかかっていることでしょう。

 

そんな風に、老人特有の話も耳に入れながら

 

はてさて、自分のところの病院では、大丈夫なのか?という疑問も沸き起こりました。

 

大丈夫の意味が色々ですが・・・

 

まずは新人医師の技術レベルによって患者の術後が大きく変わります。

 

また、リハビリというものが地域にありません。

 

最低でも30Km先の病院に入院してのリハビリを申し込まなければなりません。

 

そして、たとえば身寄りがなく、親戚にもお願いできない場合には

 

退院したとしても

 

一人で暮らすこともままならない場合には、どこかの施設に入らなければなりませんが

 

そんな都合よく見つかるはずもありません。

 

それでも、半身不随で杖歩行が可能なら買い物などは出来ますが

 

もしもベット介助される身体状況では独居生活はアウトです。

 

現在、一人暮らしをしている独身者が多く存在しますが

 

それらの人々があと10年20年も経てば、

 

子供もいない場合には悲惨な生存サバイバル状況になり得るのではないでしょうか?

 

言い方を変えれば、子供がいても肉体奉仕もしくは金銭奉仕者としての犠牲者となり

 

いわゆるヤングケアラーとなり得るのだから

 

それも不幸かもしれません。

 

脳卒中の場合には、自立出来るように手術して生かしてもらうか?

 

それが出来ない時は術中死?などの

 

どっちかにしてもらえませんかって思えてしまいます。

 

そういう意味と目線から考えてみると、癌っていう病気は・・・いい病気ですよね。

 

それは、ある程度自立出来ている病気だし

 

最後は寝たきりだとしても準備が出来るし・・・また、痛くないようにと、

 

麻薬や催眠剤によって、苦しみをコントロールできるのですから。

 

 

脳卒中の危険性の方が、いつ発生するのかもしれないロシアンルーレットみたいな病気で

 

ホント恐ろしく感じました。

 

 

ちょっと画像をパクらせてもらいました。

 

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生きている時の生き方や

 

栄養バランスの良い食事

 

無理のない運動によって筋力を鍛える意味

 

認知症予防のために、脳を鍛え続ける意味

 

そんな風にアラカンになって思えてきているのは、自分でも笑えてしまいます。

 

若いときは無条件に当たり前だったことが、少しずつ出来なくなっていき

 

そして最後には、当たり前じゃなくなる。

 

老いだからと言って、機械に頼れるお金持ちなら良いのでしょうけれども・・・

 

金がない年寄りは、努力しかありません。

 

外の散歩から始まって、食事の支度やアルバイト作業、確定申告まで

 

あらゆることを一人でテレビなどをみて寝転がって居ずに、

 

コツコツとやり続けることこそが、老化防止になるのかもしれません。

 

そんな風に思った今朝でした。

 

 

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。