年々暇が増えていきます | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

それは、良いことでもあり悪いことでもあります。

 

良いことは、つまり虚学に思いを馳せたり、趣味を考えたりと

 

自分にとって都合がよい時間が増えることを意味します。

 

 

悪いことは、お金が稼げないことです。

 

それはつまり、納税に余裕がなく、ようやくギリギリ払えるという

 

いわゆる生活水準を下げて生きることを余儀なくされることです。

 

 

 

借金ができるような人は、借金が増えていくでしょう。

 

借金をしたくない人は、生活を変えていくことでしょう。

 

そして、それは自分自身を変えざる負えないことを意味します。

 

 

 

昭和の以前は、今日食う米が無く、隣に借りに行ったという時代がありますが、

 

私の今はそんなことはないので、まだまだ生活水準を下げても大丈夫という安心感があります。

 

そして、本当にお金が欲しいのならば、転職して昼夜なく働けば、

 

いくらでもお金を手にすることができますが

 

敢えてそれをせずに、自分の生き方と信念を貫いて生き続けられているので、

 

そういう意味では幸せなのかもしれません。

 

 

 

振り返ってみると、自分で敢えて暇を作って毎日を楽しみながら生きている

 

と言っても過言ではないのかもしれません。

 

今まで、プラスマンたちの「怠惰こそ悪だ」という概念に洗脳されて

 

忙しく毎日を仕事に費やす生き方こそが正義であると思っていた部分もありますが

 

 

 

最近購入した書籍では

 

 

 

「怠惰を肯定する考え方が幸せを掴む習慣なのだ」と

 

怠惰の概念が、通常の言葉の意味とは違いますが

 

暇という時間を無駄に使うことが、怠惰であり、

 

暇の時間を有意義に過ごすことは、それは豊かさでもあるという事なのかもしれません。

 

 

何が有意義なのか?は人によって違いますが

 

明らかなのは、幸福というのは、植え育てるものであるという事です。

 

 

何も考えない、何も行動しないのでは、幸福の種は植えられません。

 

ですから、良いと思ったこと、未来につながることを行っていく行動に結びつけていくことが

 

暇の有効利用法であって、幸福への考えと行動であるように思います。

 

 

 

いわゆる現代用語で云うならば、「複利」とでも例えればよいのでしょうか?

 

 

 

昨日も非常に個人的に勝手な意見で書いた、

 

夫源病ですが、

 

暇があったからこそ、それについて考え、敢えて社会に批判し、医師を否定してみて

 

自分自身でそれについて向き合い、考えてみたからこそ書けた文章で

 

それを書いたからこそ、自分はどうすれば大人になれるか?

 

に気づかされたことがあったりして、そういう意味では、

 

ブログを書くことは、私にとっての複利効果を得る良い場所でもある気がしました。

 

 

 

これが積み重なることによって、書くことが好きになったり

 

 

 

考えることが好きになったりして、

 

ある意味での自分の生きている意味を教えられ

 

幸福へと導いてくれるのだと思い始めています。

 

幸福は、誰かが与えてくれるものではなく

 

自分自身が築き上げて、それが返ってきた時に幸福感を感じるのだと思います。

 

「幸田露伴は努力論で幸福について書いています」

 

 

 

確かに宝くじで1億円が当たれば幸福かもしれませんが

 

そもそも、宝くじを買うという「行い」と「投資」をしなければ、

 

返ってこない因果論です。

 

 

このように、暇という時間を通じて、幸福になれることを気づかせてくれたのは

 

ラッセルが云うように、怠惰なのかもしれません。

 

それを否定的に捉えるのか?

 

肯定的に捉えるのか?

 

なかなかに難しい問題です。

 

 

 

「悪」は悪いのでしょうか?

 

それとも悪は良いものなのでしょうか?

 

という問いに答えるような矛盾質問の概念を考えることが虚学。

 

 

 

そんな風に思いながら、本日も暇で、ついつい未だ煙草を吸わないのに

 

キセルとシャグの小粋をポチってしまいました。

 

 

 

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今はまだコレクションですが、いつか吸いたいものだと憧れを持っています。

 

 

煙草は悪いものだと思って、禁煙し・・・かれこれ10年が経ちますが

 

あと数年で解禁したいと思っているので、楽しみです。

 

 

煙草を吸いながら小説を読み、考えと妄想に耽る。

 

 

年をとるのが楽しみになっている今日この頃です。

 

 

本日もこんな記事に最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。