株価が随分と上がってきましたね。
各社、コロナ騒動が落ち着き、決算も黒字化してきた所で一斉に株価が上がり始めました。
そんな絶好調な株式市場において、専門家たちは警鐘を鳴らしています。
Nouriel Roubini
ヌリエル・ルビーニは
Says a Stagflationary Debt Crisis
スタグフレーション的債務危機が近づいている
Is on the Way
ヌリエル・ルビーニ氏は、暴落は30%~最大で50%と予想しています。
マイケル・バリー氏は、最大で90%の株価暴落を提唱する説よりは、過激度は低いですが
それでも、50%といえば資産が半分になることを意味します。
はてさて、そのような暴落論の元凶はどこにあるのでしょうか?
株価のチャートなどを見ながら、テクニカル分析と
ファンダメンタルズ分析を行って見たいと思います。
まずは
日経225の10年の日足チャートです。
テクニカル的に見ると
FRBパウエル議長が前倒しで、今年から政策金利の利上げを行うという発表から
下落トレンドへと向かいました。
そんな下落トレンドの中でも、チャートやボリンジャーバンドがトップになりつつあり
またRSIも70に近づきつつあり、ココら辺が一応のトップということで
信用売りの仕込みを少しずつ行って行きたいと思います。
また、アメリカのS&P500の日足チャートです
こちらもテクニカル的下落トレンドの中での・・・トップが近づいてきました。
ボリンジャーバンドも3σの勢いで上昇していますが、RSIがやはり70を超えました。
もしかしてもう少し株価は上がるかもしれませんが、
リセッションという言葉がチラホラ聞こえ始めたタイミングですので
RSIの下行と共に、20%の株価下落はあり得るかもしれませんので、
ココら辺で信用売りを仕込んでおいても・・・良いかもしれません。
全力売りではなく、少しだけ儲けが出るように唾を付けておく感じで・・・・
本当の下落トレンドになった時に44日様子を見て、
本格売りを開始するようにしたいと思っています。
ファンダメンタルズ的には
アメリカのインフレ率が2%~4%代に落ち着くまで、
FRB政策金利は上昇を続ける予定だと思いますので
明らかに下落トレンド(リセッション)はこれから続くはずですが、
株価がこれほどまでに上昇しているのは、
決算の高評価と市場の強欲の期待値が勝っているからに他なりません。
これ以上の株価上昇局面は、コロナで外需サプライ貿易が閉塞状態が続き、
内需のみでの発展にも限りはあります。
ましてや、穀物市場、エネルギー市場、鉱物市場が乱高下して
収束点が未だ見いだせない状態の中で
ある程度、一般投資家の株式市場への参入が出揃ったタイミングで、
今度は危機感から大口投資家から先に一斉に手を引くことが考えられます。
外国人個人投資家の動向が気になる所ですが、
おそらくリスクヘッジをとっているだろうと思いますが、
個人投資家も、下落局面へのリスクヘッジを仕込んでおいた方が良いかもしれませんね。
私は、暴落局面を見据えて、微々たる仕込みをしている所です。
8月の弱気相場の状態での利上げは無く、
9月20日、11月1日、12月13日
の3日に注目です。
早ければ、9月に冷水暴落が有り得るし、
しかしながら政策金利を最大0.75%ずつ上げていったとして
次回2.5%+強気の0.75%利上げだとして3.25% 通常の0.5%利上げだとして3.0%
11月0.75%で4.0% 0.5%利上げだとして3.5%
12月0.75%で4.75% 0.5%利上げだとして4.0%となり
それでもインフレ率8.0%までは来年いっぱいは利上げが続きそうです。
その間に、インフレ率と政策金利のせめぎ合う摩擦抵抗の力を受け続ける中で、
どこかのタイミングでインデックス株価は上昇率を止め、
株価が上がる要素が見当たりませんので
今度は、何時かのタイミングで加速度がついた下落率になるのは
確実でしょう。
8回目は12月13日ですので、過去の「8回目74%の神話」を信じるなら
74%の確率でこの日が暴落日と考えています。
現在、お盆中の私はそんな風に思っています。
株式市場での基本ロングの思考は、長期積立分散投資のスタンスは変わりませんが、
地球の株価は太陽風の影響を受けているという・・・太陽黒点説を信じるのであれば
サイクル25は、2025年をピークに下落に転じますので、
暗黒の10年が訪れます。
2040年には株価が復活していますので、
2025年(特に2030年頃より)から下落相場で買い続けられるように
資金の体力を残しておく必要があります。
つまり現在はショートポジションでの下落トレンドということになります。
このショートポジションで儲けを出すことをマイケル・バリーは予測している訳です。
私のファンダメンタルズ的には、今回の政策金利利上げによる暴落予想は、
株価が最小で20%、最大で25%の下落がボトムだと考えているので、
現在の株価より25%下がったところで、買い戻しを始めるタイミングと捉えて、
市場参入を考えています。
現在はリスクヘッジの行動をとっています。
マイケル・バリーの90%株価暴落説が当たるのか?
ヌリエル・ルビーニの50%暴落説が正解なのか?
はたまた
私の予想のS&P500が3000ドル付近、ナスダック指数は110ドル付近、
25%暴落値がボトムであるという説が正解なのか?
皆様はどれが正解の暴落になると考えでしょうか?
もしくは、
乱高下しながらも、このまま株価は上昇を続けるのだとお考えでしょうか?
本日も独断と偏見の分析をご覧いただきましてありがとうございました